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2008/04/25 12:26 KST
「日本は謙虚さ、韓国は寛大さを」元外務部長官


【釜山25日聯合】孔魯明(コン・ロミョン)元外務部(現・外交通商部)長官は25日、韓日の歴史問題に関し「日本は謙虚に、韓国は寛大になってこそ、過去史の束縛から逃れることができる」との考えを示した。釜山の東西大学日本研究センター主催で開かれた国際セミナー「李明博(イ・ミョンバク)新政権と韓・中・日関係」で基調演説したもの。孔元長官は、韓日間にさまざまな問題があるのは事実だが、両国のリーダー層とメディアはもう少し広い視野から寛容と襟度をもって問題を見る必要があると述べた。

 北朝鮮問題については、盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権を他山の石とし、核問題のような事案で米国と視覚を違えたままでは韓米同盟関係を維持できないことを深く認識すべきだとした。徹底した韓米共助を通じ核問題を解決し、その結果として朝鮮半島に平和体制を構築しなければならないと強調している。また、平和体制と核問題解決は並行できると、うかつに考えてはならないと指摘した。

 セミナーでは続いて、現政権の北朝鮮政策や韓中関係の見通しなどのテーマ発表が進められた。討論の席には、日本から慶応大学の小此木政夫教授、中国のシンクタンク・中国社会科学院のパク・コンイル教授のほか、延世大学や京畿大学の教授らが出席した。