【聖火リレー（７）】「バトンタッチできてよかった」　第１走者の星野さん

　第１走者を務めた北京五輪野球日本代表の星野仙一監督（６１）は「野球界を代表して、トップランナーを与えてくれた。もう１つ大きなものを背負ったかなという印象はある」と、北京五輪での金メダル獲得に強い意欲を示した。上り坂の区間を「ある意味気持ちいい」と、大声援を受けて笑顔で走り抜き、第２走者の末続慎吾（ミズノ）にトーチをつないだ。

　走り終えた後は「トーチは重くなかった。きちんとバトンタッチできてよかった」と安堵（あんど）の表情。中日、阪神の監督時代、名古屋市の寺院を通じてチベットに文房具を寄付していたというが、「それは特別関係ない。私は自分の任されたことをきちんとやるだけ」と中立的立場でリレーに臨んだことを強調した。