2008年4月25日 19時38分更新
九州電力のグループ会社で電気温水器の製造メーカー「キューヘン」が製造した電気温水器の一部の機種で出火する恐れがあることがわかり、4万台あまりを無料で修理することになりました。
対象となるのは、九州電力のグループ会社で現在の「キューヘン」、旧社名が「九州変圧器株式会社」が、平成8年9月から平成12年10月までに製造した「ユノカ電気温水器」の11機種です。
キューヘンの説明によりますと、今年2月に長崎県長与町の住宅で電気温水器が焼ける事故があり、調べたところ、ヒーターを制御する部品の接続の不具合で、同様のタイプの電気温水器を長い間使った場合、劣化などによって高温となり、出火するおそれがあることがわかりました。
対象となる電気温水器は4万500台あまりに上り、ほとんどが九州の一般家庭に設置されているということで、会社側の調査では合わせて13件の電気温水器でトラブルが報告されたということです。キューヘンでは、設置先を把握している3万5000台余りの電気温水器は、個別に顧客を訪問して点検修理を行う予定ですが、設置場所が分からないものもあるということです。
キューヘンの土谷要夫社長は、「ご迷惑をかけて深くお詫びします。原因の究明に時間がかかり、公表が遅くなった事も反省しなければならない」などと話しています。問い合わせはフリーダイヤル0120−048−500、午前9時から午後7時まで、土日、祝日も受け付けています。