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　ＮＨＫの日向英実放送総局長は２３日の定例会見で、放送倫理・番組向上機構（ＢＰＯ）の「放送倫理検証委員会」から山口県光市の母子殺害事件報道が「公平性や正確性に欠けた」などと問題視されたことに対し、「指摘は当たらない」と反論した。ＮＨＫの見解を近くまとめ、検証委に提出する方針。

　検証委が１５日に発表した意見書では、ＮＨＫの「ニュース７」「ニュースウオッチ９」や民放の延べ３３番組について「被告や弁護人を批判するニュアンスが強かった」「感情的」などと指摘。これに対し、日向総局長は「個別番組にではなく総体的なコメントが書かれていた。感情的に扱ったということは一切なく、きちんと客観的に伝えている」と述べた。