2008年4月25日 21時16分更新
先月の岡山県内の有効求人倍率は1.18倍となり急激な円高の影響などで、企業の採用がやや落ち込んだことなどから前の月をわずかながら下回りました。
岡山労働局によりますと県内で仕事を求めている人は先月は3万2000人あまりだったのに対して企業からの求人は4万250件あまりでした。
この結果、有効求人倍率は、前の月を0.04ポイント下回り1.18倍となりました。
業種別にみますと衣服や繊維などの産業が前の月より16%ほど少なくなっているほか、卸売・小売り業が11%ほど減少しています。
岡山労働局によりますとことしに入ってからの急激な円高や原油や原材料の高騰で、これらの業種で企業の採用が落ち込んでいるということです。
岡山労働局では「会社ごとの求人数も落ち込む傾向が見られる」ということで、今後の為替や原油価格の動向を見守っていきたいとしています。