聖火、長野を走る 警備3000人、厳戒態勢北京五輪の聖火リレーが26日、長野市で行われた。チベット問題を発端に世界各地で混乱し、長野でも善光寺が出発地を辞退。市民団体などの抗議行動も予定され、警察当局は3000人超の厳戒態勢を敷き、聖火は警備の壁に囲まれた。5大陸を巡り、平和の祭典ムードを盛り上げるはずの聖火リレーの意味が問い直される。 善光寺から変更された近くの県勤労者福祉センター跡地での出発式の後、第1走者の北京五輪野球日本代表監督の星野仙一さんがスタート。長野駅や長野五輪の競技会場などをめぐる約18・7キロをタレントの萩本欽一さん、アテネ五輪競泳金メダリストの北島康介選手ら著名人や公募ランナーら80人が走り継ぐ。 出発式は日本オリンピック委員会の竹田恒和会長や長野市の鷲沢正一市長、崔天凱駐日中国大使ら関係者だけが参加し、一般客の立ち入りは禁止。休憩所のエムウエーブや到着式会場の若里公園でも一般客は立ち入りが禁止、制限される。市の実行委員会は第1走者以外の走行区間を事前に公表しなかった。 |
【共同通信】 |
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