2008年 4月 25日
高松市のパチンコ店で多額ひったくり事件
25日朝、高松市のパチンコ店の景品交換所で女性従業員が現金約300万円の入ったバッグを男に奪われました。警察はひったくり事件として、逃げた男の行方を追っています。25日午前9時半ごろ、高松市香川町のパチンコ店、「たまや空港店」で女性従業員が景品交換所のドアのカギを開けようとしたところ、男が背後からショルダーバッグを奪い、走って逃げました。バッグには25日の営業資金として用意した現金約300万円が入っていました。警察の調べによりますと逃げた男は年齢30歳くらいで、身長約170センチの中肉。グレーか茶色の上着を着ていたということです。警察は窃盗容疑で逃げた男の行方を追っていますが、まだ捕まっていません。

福知山線脱線事故から3年で追悼式
107人の犠牲者を出した兵庫県尼崎市のJR福知山線脱線事故から25日で3年が経ちました。岡山市の寺では追悼行事が行われました。岡山市の法界院にはJR西日本労働組合岡山地方本部のメンバー、約30人が訪れ、福知山線の脱線事故が発生した午前9時18分に合わせ菊の花を献花しました。そして、参加者1人1人が犠牲者の冥福を祈り、鎮魂の鐘をつきました。JR西日本労働組合岡山地方本部では、事故を風化させないために去年からこの追悼行事を行っています。菊の花はこの後、兵庫県の事故現場に供えられたということです。

岡山市も学校給食費値上げ
10年ぶりの値上げです。岡山市の小・中学校の給食費が、今年度から1ヵ月あたり約190円値上げされることになりました。岡山市によりますとパンや麺類に使われる小麦の価格が昨年度に比べて3割上昇するなど、原材料費の高騰が相次ぎ、10年ぶりの値上げに踏み切ったとしています。1食あたりの食材費は小学校が230円から11円値上げされ241円に、中学校は277円から12円値上げされ289円になります。給食費はこのほか、調理にかかる燃料費などが加えられたもので、学校によって異なります。岡山市によりますと1ヵ月あたりの値上げ幅は190円程度になるということです。岡山県内では津山市や高梁市など8市町村がすでに給食費を値上げしていて、久米南町も値上げを検討しています。

イオンモール倉敷にキッズ専門店
販売員が子育ての相談にも応じます。倉敷市のイオンモール倉敷に25日、子供用品の専門店がオープンしました。オープンしたのは0歳から12歳までの子供と、出産を控えた母親を対象にした子供用品店、「キッズ共和国プラスイオン倉敷」です。「キッズ共和国」はイオンが全国に出店を進めているもので、岡山・香川では初出店です。店舗面積は5300平方メートル、店内はベビー、キッズ、トイ&ホビーの3つのゾーンに分けられていて、衣料品や、おもちゃ、雑貨など幅広いジャンルの商品が並んでいます。また、「ベビーアドバイザー」と呼ばれる社内検定に合格した販売員も4人配置していて、商品の説明の他、食事や教育など、子育て全般の相談にも応じます。店では今後定期的に売り場の構成を変えて、繰り返し来店してもらえるような店づくりをしていきたいとしています。

オランダ柔道チーム岡山で合宿へ
北京オリンピックに出場する柔道のオランダ代表チームが、岡山市で事前合宿を行うことが分かりました。岡山県の石井知事が25日の定例記者会見で、明らかにしたものです。県によりますと岡山市で事前合宿を行うのは柔道のオランダ代表チームで、女子を中心に十数名が参加します。合宿の期間は今年7月31日から8月7日までで、岡山市いずみ町の岡山武道館や、桃太郎スタジアムのトレーニング室などで最終調整に臨むということです。県では今年1月にオランダチームが日本国内で合宿地を探しているとの情報を得て、誘致活動を行っていましたが、今月9日、正式な合宿の申し入れが書面で届いたということです。岡山県内ではこの他にも女子サッカー日本代表が美作市で来月14日から事前合宿を行うことが決まっています。

虚偽公文書作成、旧高瀬町の元助役初公判
香川県旧高瀬町の工業団地の土地取得を巡って、うその公文書を作成した罪に問われている元助役の初公判が25日開かれ、元助役は大筋で起訴事実を認めました。虚偽有印公文書作成、同行使の罪に問われているのは旧高瀬町土地開発公社の理事長で町の元助役、白井侶章被告(68)と、公社の元事務局係長、原田康司被告(51)の2人です。起訴状などによりますと白井被告ら2人は2003年8月、金融機関から公社名義で約5200万円を借り入れたにも関わらず、これを盛り込んでいないうその決算報告書を作成し、翌年6月の町議会に提出したものです。高松地方裁判所で開かれた初公判で白井被告は「公訴事実は争いません」と大筋で起訴事実を認めました。検察側は冒頭陳述で、白井被告が融資を受けた事実が発覚するのを恐れて、部下だった原田被告に犯行を指示したと指摘しました。

区名決定に向け、岡山市がPR活動
政令指定都市移行に向け来週から区の名称を決めるための意向調査を始める岡山市は25日、市民に調査への参加を呼びかけるPR活動を行いました。JR岡山駅前の岡山一番街で行われたPR活動では岡山市の村手聡副市長や市の職員が通勤、通学途中の人たちに応募専用ハガキが入ったポケットティッシュ5000個を配りました。区の名称を決めるための意向調査は市内を4つの区に分け、それぞれの区で5つから6つ挙がっている候補の中から1つを選ぶものです。調査は今月28日から来月19日まで行われ、市内在住の人であれば専用ハガキやファックス、携帯電話のメールなどで応募することができます。岡山市では6月には区名を決めたいとしています。

中西太さんが真鍋知事を表敬訪問
高松市出身の元プロ野球選手中西太さんが25日、香川県庁を訪れ、真鍋知事と野球談義に花を咲かせました。中西さんは今年75歳高松で過ごした少年時代には、足もとの土が掘れるまで、バットの素振りを繰り返したということです。中西さんは真鍋知事に少年時代のエピソードを紹介した上で、「当時、培った経験やいくつもの努力が後にプロ野球選手として一時代を築いた土台になりました」と目的意識を持って自分を磨くことの大切さを語ってました。中西さんは高松一高を卒業後、プロ野球西鉄ライオンズに入り、パ・リーグのホームラン王を5回獲得するなど1950年代に活躍した名打者です。この偉業をたたえる展示施設が、25日、高松市にオープンする事になっていて、中西さんも出席して記念式典が開かれます。

蒜山高原でジャージー牛の放牧
真庭市の蒜山高原に少し遅い春の訪れです。冬の間、牛舎で過ごしていたジャージー牛が25日、半年ぶりに牧草地に放されました。放牧が始まったのは真庭市蒜山上福田にある中国四国酪農大学校の牧場です。このジャージー牛は大学で飼育されている乳用牛50頭で、去年11月上旬から牛舎で過ごしていましたが、えさの牧草が伸びたことから25日、牧草地に放されました。牧草地から見える大山や烏ヶ山にはまだ雪が残るものの、草原は緑に覆われ、すっかり春の装いです。およそ半年ぶりに牛舎を出た牛たちは走ったり戯れたりしていました。ジャージー牛の放牧は毎日、午前9時から午後1時ごろまで行われます。牧草地では11月上旬まで牛たちのほのぼのとした姿が楽しめます。

瀬戸内国際芸術祭実行委員会設立
さ来年の夏、瀬戸内海の島々を会場に計画されている「瀬戸内国際芸術祭」の実行委員会が25日、設立されました。この芸術祭は小豆島や豊島など瀬戸内海の島で、世界的な芸術家が手がけた作品を展示するほか、コンサートなどのイベントも計画されています。会議では、実行委員会の会長に香川県の真鍋知事を選んだほか、今後、芸術祭を紹介するインターネットのホームページを開設することなどを申し合わせました。