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僕は大きくなった自分のモノを花斗さんの中に勢いよく挿入(い)れた。

「ヒィ・・・ぅうっ・んう・いた・・いっ・いたいぃぃ・・・・」

突然の侵入が花斗さんに痛みをもたらしたようだ。
目からは大粒の涙が溢れている。
濡れてはいたものの、その中は狭く、すぐに何かにあたる。
そう、それはまさしく花斗さんの初めてを証明するもの。

花斗さんの中に入った自分のモノをものすごい内部の締付けと熱さの液が襲う。
「うっ!あっ・・・」
次の瞬間、とても温かい、気持ちいい快感が僕のモノを包み、腹を貫く・・・。

「うあっ・・・!きっ・・・気持ちいいっ・・・!いっ・・・いく・・・」

少し腰を振ればすぐにでもイってしまいそうだ。
そうなれば、童貞卒業だ。
しかし、僕はこの・・・この瞬間をもっと体験しておきたかった。
だって、自分の大好きな女の子と・・やっと一つになれたんだもの。
僕の花斗さんと一つになれた・・・んだもん・・・。
そして、この初めての痛みに苦しむ顔は、僕だけのもの。

「・・抜いてぇ・・おねが・・い・・・」

「大丈夫・・・まだ出さないよ・・・」

温かい液に包まれた僕のモノが快感を必死にねだっているのを抑えて
まだその解放を
先へ先へと伸ばす。幸せ・・・だ。

「・ぁああ・・・やだッ・・・」

僕は花斗さんの胸の上に再び顔をうずめる。

「花斗さん・・すき・・・愛してる・・」

そう言うと痛みでもがく花斗さんの乳首を舐め両手で愛撫する。

「ぁあん・」

2つの攻めに声をあげる花斗さん。

「ねえ、気持ち・・いい?」

涙目で首を横に振る花斗さん。

うそつきといかんばかりに花斗さんの中を大きく突き上げる。

「ウうぅッ」

よほど痛かったのか、花斗さんの顔が苦痛でゆがむ。
僕は、とうとう花斗さんの膜を突き破ってしまった。
痛さでイヤイヤする花斗さん、その苦痛に耐える表情が、たまらなく僕を煽る。

狭い道を開拓し、腰を上下に揺らすと徐々に花斗さんの声が、甘くなる。
痛みが違うものにすり替わってきてるのだろう。

「・・あ・あぁ・あっ・・・」
「花斗さん・・・こんな声あげて・・・いやらしいんだから・・・ホント・・・」
こんなにいやらしくて、こんなに扇情的な花斗さんと一つになってることを考えると
ただ夢でないことを祈るばかりだった。

「ん・ぁあああ・・・あ・あ・・」
花斗さんの喘ぎ声を聞くと、もうがっ・・我慢できない。

「すご・・く・・気持ちいい・・よ・・花斗さん・・・あっ・・・
とっても温かい・・花斗さんも・・気持ちいい?イきそう・・?」
「・・こ・・わい・・へん・・あっ・・あん・・」

花斗さ・・ん・・・あっ・・・
「うあぁっ!」
ほんの一瞬だった、僕のモノが・・・僕が求めていた快感を求めて腰を激しく振った。
花斗さんの身体と内部がブルッと震え、その瞬間、僕の全ては弾けた。
僕の精液が花斗さんの中に流れ込む。

「ぅう・熱い・・・もう・も・ど・・れない・・」

それは僕が初めて童貞を失った瞬間の気持ちで、同時に花斗さんが僕のものになった
瞬間だった。

これが僕の「罪」という名の関係の始まりだった。

      <第1章 完 >

一部加筆by砂月花斗

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