ネットカフェ難民の支援施設が開設
インターネットカフェなどに寝泊りするいわゆる「ネットカフェ難民」に対して住居や就職などの支援を行う東京都のサポートセンターが、全国に先駆け、開設されました。 25日から開設された都のサポートセンター「TOKYOチャレンジネット」は、インターネットカフェなどで寝泊りをし、日雇いの仕事などで生活を送る20代から30代の人たちを中心に、住居や就職の支援を行います。 相談に訪れた男性は、ネットカフェなどでの生活がおよそ8年間続き、固定の住居がないことから安定した仕事に就けないといいます。 「(Q.寝泊りは?)お金がどうしても都合つかない場合は、公園ですとか駅近くのベンチ、野宿というかたちも。(Q.この7、8年は?)地獄です。抜け出したいですね。抜け出して自分のやるべきこと、やりたいことを叶えて、社会的に認めてもらいたいです」(都内のネットカフェで生活を送る27歳男性) センターでは、一定の条件を満たし、自立への意欲がある場合には、住居などの資金として最大60万円までの融資を無利子で実施します。窓口での相談は月曜日から土曜日まで、1人につき1時間程度の対応となり、電話相談は年中無休で行うということです。(25日14:10)
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