食ニュース【埼玉】秩父のお菓子「金銀銅」受賞2008年04月25日 ◇ベルギーのモンドセレクション受賞
カエデ糖を使った菓子の開発に取り組む秩父市の菓子店でつくる「お菓子な郷(くに)推進協議会」(町田啓介会長、16会員)は24日、世界的な食品の品評会「モンドセレクション08」(本部・ベルギー)で、出品した6品すべてが金銀銅の各賞を受賞した、と発表した。「秩父をPRする武器になる」と同協議会は喜んでいる。6月にウィーンで表彰式がある。 受賞したのは「栗助」の「すのうぼうる」(金賞)▽「水戸屋製菓」の「秩父カエデ糖たると」(同)▽「秩父中村屋」の「ちちぶまゆ」(銀賞)▽「栄誠堂」の「カエデ山の玉手箱」(同)▽「水戸屋本店」の「カエデの樹」(同)▽「江原本店」の「楓(かえで)のおくりもの」(銅賞)。 いずれも03年に発足した同協議会の会員店で、秩父産のカエデ糖を使い、工夫を重ねたお菓子という。カエデ糖の原料は秩父に25種あるというカエデの樹液だ。協議会は樹液を採取する一方でカエデの植樹も進めてきた。これまでに計5千本になるという。 「栗助」の社長でもある町田会長は「世界に認められる水準になろうと、みんなで取り組んできたが、初出品で全品受賞とは」と驚き、「来年も」と意気込む。 モンドセレクションは61年にベルギー経済省が発足させ、菓子や酒、化粧品など約20部門がある。菓子部門は味や安全性、包装、原材料などを100点満点で審査し、95点以上が最高金賞、85点以上が金賞などと10点刻みになっている。 県内では05年に東松山市の「みそだれ」がタレ部門で2年連続で金賞、07年には川越市のプレミアムビールがビール部門で最高金賞を受賞している。同協議会は「菓子部門での受賞は県内では初めてではないか」という。 この記事の関連情報食と料理
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