この事件は、平成１１年、山口県光市で主婦の本村弥生さん（当時２３歳）と生後１１か月だった娘の夕夏ちゃんが殺害されたもので、当時１８歳だった元少年が殺人などの罪に問われていました。１審と２審は元少年に無期懲役を言い渡しましたが、最高裁判所は「特別な事情がなければ死刑にするほかない」として、審理のやり直しを命じていました。２２日の判決で、広島高等裁判所の楢崎康英裁判長は、元少年側が１審や２審での主張を大きく変え「乱暴や殺害をするつもりはなかった」などと主張したことについて「不自然で不合理だ」と述べ、すべて退けました。そのうえで「２人の命と尊厳を踏みにじった残虐な犯行で、遺族の絶望感は大きい。被告は、裁判で供述を翻したうえ、うその弁解や偽りの反省を口にした。自分の犯した罪の深刻さと向き合うことを放棄しており、死刑を免れようと懸命になっていると言うほかない。無期懲役にした１審と２審は少年だった被告の立ち直りを願ったものとみることができるが、被告は反省を深めることなく年月を送った。１８歳と１か月という少年だったことなどを考慮しても、死刑にしない特別な事情は見いだせない」として、元少年に求刑どおり死刑を言い渡しました。閉廷したあと、元少年は、裁判官、検察官、弁護団の順に軽く頭を下げ、最後に傍聴席にいた遺族の本村洋さんに向かって深く１回頭を下げ、法廷を出ました。元少年の弁護団は判決を不服として最高裁判所に上告しました。犯行当時１８歳と１か月だった被告への死刑の言い渡しは、最高裁に記録が残っている昭和４１年以降で最も低い年齢で、今後の少年事件の裁判にも影響するものとみられます。
このニュース見た時、本村さんの威圧勝ちだと思って日本の裁判制度が恐ろしくなった。。。
確かに人2人殺してしかもそのうちの1人は幼児だから、犯行があまりにも残虐だとは思ったけど、遺族でない私の立場からすれば、感情論だけで人の命を絶つことを結論付け片付けるのもどうかと思うんだよね。
法律に則って。。。とはいえ、被告弁護団の「不当な判決である」という意見もまた間違いではなく、明らかに「感情」で「死刑」を決定してるのが伺え、しかもしつこくて食らい着いたら離さないタイプの本村さんの威圧によって渋々死刑判決を出したという感じが何とも情けない。。。
司法に私情は挟むべからずです。
本村さんには世間という恐ろしいバックがいるから逆らえずといったところか。
1人の命を犠牲にした方がよいという結論ですね。
イラクで香田さんの命が犠牲になったのと、どこかかぶる。。。
確かに私が遺族だったら許せない気持ちになるだろうし、うちの猫が殺されたら即刻公開死刑にしてやりたいところだけど、他人事になるとやっぱり死刑はどうかなと考えてしまうわけ。。。
遺族の本村さんは、家族を殺された怒りは当然あるだろうけど、自分も結局犯人と同じことして人を殺すんだよね？
被告は、殺すつもりはなかったんだけど、結果的に殺してしまったわけだ。
でも本村さんは被告を殺したい思いで殺すわけだ。
被告は、自分の手で人を殺した。
でも本村さんは、自分の手を汚さずに人を殺す。
この違い。。。
どうも納得できない。。。
被告にも、家族はある。
家族が殺されて辛い気持ちになるのは、家族を殺された本村さんならよくわかるはず。
でも同じ目にあわせてやりたいと思って同じ悲しみを被告の家族に味わわせるわけだ。
しかも家族に「殺すぞ」と事前に全国放送で宣言して計画的に人を殺すわけだよね。
被害者面して。。。
ムカツク。。。
死刑にするならそれなりに償わないと、本村さん。
一生、被告の家族のメンタルを支え続ける必要がある。
私はそう思う。
被告のように、悪気がなくて人を殺したのではなく、悪気があって人を殺すのだから。
被害者面して。。。
ってなこと書くと色々誤解されるかもしれないけど、正直私は第三者の立場である限り、死刑は賛成ではないし、終身刑もどうかと思う。
うちの高齢の父の生活ぶりを見てそう思うようになった。
健康で元気なのに身動きとれない寝たきり生活。。。
私は、そんな父を見て独居房や雑居房で死を迎える人のことを想像した。
父もまた、「監獄のようだ」と言っていた。
そんな生活を強いられている私たち家族も可愛そうだけど、実際に終身刑などで刑務所で生活してる人のことを思うと、いたたまれなくなった。。。
数ヶ月だけなら、楽しい寮生活とでも思って刑務所の生活を楽しめる人もいると思うけど、終身刑はあんまりだ。。。
死刑も怖い。
というわけで、最近は死刑や終身刑には反対派になりつつある。
生きて償わせればいいのよ。
それを死刑だ死刑だって騒ぐのは、結局感情論でしかないんだよね。
しかも関係のない第三者が死刑だ死刑だって騒ぐのはおかしい。
感情で人を死に追いやるなんて、結局人を殺した犯人と何ら変わりないし、場合によっては犯人以下ってことになる。
私も確かに家族を殺されれば綺麗ごとは言ってられないし、私が自分の手で殺す可能性もあるし、出来れば公開死刑で肉を両側から機械で引っ張って引きちぎってもぎ取ってってなことしたいわけだけど、気持ち悪いからそれは業者に頼んで。。。なんてこと考えてみちゃったりなんかしちゃったりなんかもして。。。
でもやっぱり遺族ではない第三者である限りは、死刑や終身刑は反対なんだよね。
死刑になれば死んでそれで終わりになるし、終身刑では精神や頭をおかしくして通常の人間の心理状態でいられないことがあるから、遺族の望む罰には値しないのではないかとも思う。
それなら、強制労働させて少しでも社会の為になるようなことをして償ってもらった方がいいと思うし、殺された本村さんの奥さんもその方が嬉しいと思う。
「同じ過ちを二度と繰り返さないでほしい」「自分以外の被害者はもう出したくない」そう思うはずなんだけどね、人の心の痛みがわかる人なら。
未熟な感情人間なら、「許せないから死刑」って考えになるんだろうけど、本村さんの奥さんってどういう人なんだろう？
顔は可愛いけどね^-^
遺族と被害者の考え方は、決して同じではないってことを遺族には知ってもらいたいよね。
ただ、本村さんの表面上の強烈な愛情だけは、認める。
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