花斗さんの寝顔は清楚で、かわいい、ほのかな温かさが穏やかな川のよ
うに溢れていた。
とにかく・・・・かわいいのだ・・・
まるで芸術品収集家が素晴らしい名品を見つめるかのように、僕の瞳は自分で
も分かるほどの輝いていた。
気がつくと、歯はガチガチと震え、手のほうも異常なほどに震えていた。
喉は異常なほどに渇き、この渇きを潤すために僕はさっき沸かしたお茶を一気に飲み干
し続けた。
ただし、この渇き・・・・・いくらお茶を飲んでも満たされないのだ。
茶を飲むにつれてだんだんと身体が温かくなってゆく・・・
身体が温まってきたせいか、この飢餓感は、ベッドの上で眠る花斗を見るにつれて段々
大きくなってゆく。
心臓がドキドキと音をたてて、激しく血液を送り出している音が聞こえる。
何を思ったのか、僕は花斗さんに近寄り、顔を近付けまるで吸いつけられるかのように
花斗さんのにおいを嗅いだ。
「クン クン クン クン・・・・」
花斗さんのにおいって何ていい匂いなんだ。
まるでにおいに吸い付くかのように、僕は花斗さんのにおいの中で大きく深呼吸を何度
も何度も繰り返した。
何度も何度もまるで飢餓感を満たすかのように花斗さんのにおいを吸いつづけた。
しかし、むしろ飢餓感は次第に大きくなっていった。
(・・・・やっ・・・やばい!めっちゃ興奮する!)
花斗さんのフェロモン混じりのにおいを吸いつづけ、僕は完全に悩殺されてしまった。
これが発情というものなのだろうか?
発情した僕の下半身の2つのものに精液が押し寄せてきた。
(・・・いっ・・・痛てててて!!はっ・・・腹が痛い・・・すっごい、溜まってきた・・・!)
押し寄せる精液のせいで2つのものが破裂しそうになるくらいだ。
しかし、同時にその精液は僕のモノの根元を気持ちよく刺激し、チャックを破きそうに
なる程にますます僕のモノは大きくなる。
必死にモノをなぶって、出しそうになる精液を抑える。
発情した僕は花斗さんのスカートから覗く綺麗な足に見入ってしまった。
やがて僕は花斗さんの太ももの方へと見入ってしまう。
(・・・ほしい・・・ほしい・・・)
膨れ上がった雄をあのセクシーな花斗さんのスカートの中に思いっきり挿入(い)れた
くなる衝動にかられながら、必死に必死に手で眼を覆う。
もう僕のモノを覆うパンツは湿り気が出始めていた。
必死に必死に眼を太ももから背けようとしても、次は花斗さんのブラウスとそこから薄
く透けて見える白いブラジャーに覆われた胸に眼がいってしまう。
(・・・・花斗さんの胸・・・ほしい・・・ほしい・・・ほしい・・・)
花斗さんの胸は僕が今までおかずにしていた女達の胸ほど大きくないが、今の僕にと
って、花斗さんの胸はそんなモノなど足元にも及ばないくらい魅力的なものだ。
花斗さんの胸と太ももは清楚で、淫乱なフェロモンを振りまいていた。
自分の膨らむモノの刺激と花斗さんのフェロモンのせいで興奮し、顔を真っ赤にして、
必死に必死に吐息を口で抑える。
僕の心の中に残っていたほんの僅かな理性がそうさせていた。
(馬鹿!止めるんだ!)
自分の中の何かが花斗さんを守ろうとしていた。
しかし、自分の吐息を抑えるにつれてこの気持ちはますます膨らんでいった。
興奮したフェロモンのせいで完全に頭がおかしくなってしまった。
(止めろ・・・!止めろおおおおおおおおおおお!!)
どれ程の時間がたっただろうか・・・かなり短かった覚えがある。
・・・・・・・・遂に僕の中で何かが切れた・・・・
(・・・うるせえ・・・・黙ってろっ)
僕は花斗さんの眠るベッドへとゆっくりと登った。