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チベット支援者・星野監督が胸中明かす

 北京五輪の聖火リレーは26日午前、長野市で行われる。聖火は24日午後9時(日本時間同8時)、オーストラリアを出発、25日昼にも長野入りする。不測の事態に備え機動隊がランナーを取り囲む厳重警備に批判的な声もあがる中、聖火リレー第1走者で野球日本代表の星野仙一監督(61)は「わたしに警備はいりません」と強気発言。同じく聖火ランナーのタレント萩本欽一(66)は「できれば沿道の人とハイタッチしながら走りたい」と不快感を示した。

 星野監督はこの日夜、日本テレビ系「ZERO」の生放送で複雑な胸中を明かした。

 「中日と阪神の監督時代、名古屋のお寺を通じてチベットの小学校などにずっと寄付や物資を渡している。私のところに“辞退してほしい”という意見はよく届く。引き受けた時に、まさかこういうことになるとはなあと、困っている」

 80人の走者のうち長野市から23日に順番と区間を発表されたのは星野監督1人だけ。この番組前、巨人−横浜戦のテレビ解説で訪れた東京ドームでは「(第1走者には)驚いています。別に最初がいいとかアンカーがいいとか希望は言っていないけど」と話した。さらに「感想は走ってみないとわからない。走った後に言います」と続けた。

 各地でデモ活動や妨害行為が起こっており、長野でも超厳戒態勢が敷かれる。これにより一般観客はシャットアウトされるコースもあることを闘将は嘆いている。

 やはり聖火ランナーとして走る萩本欽一がこの日午前、都内のイベントで明かしたスタンスに同調。「私に警備はいりませんよ。萩本欽一さんも言っておられたように、私も沿道の人たちとハイタッチをしながら楽しみたいから」と、厳戒警備の中での聖火リレーにはすっきりしない部分がある様子だ。

 同じく走者を務める水泳の北島康介、女子マラソンの野口みずきらとともに金メダル獲得が期待される星野ジャパン。「スポーツマンらしく、そしてさわやかに走ってきますよ」と力を込め、あくまでも日本代表としての思いで長野を駆け抜けるつもりだ。

[ 2008年04月25日 ]

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