虐待予防対策事業の一環として、県南部総合県民局保健福祉環境部(阿南庁舎)は08年度「親と子の心の相談室」を開催する。初回は23日に行われ、年度内に14回開く予定だ。
母親の育児不安・ストレスなどの解消を図り、虐待・いじめなどの社会問題に早期対応するため、小児科医などによる相談体制を整備し、総合的なこどものこころの健康づくりを推進する狙い。阿南市領家町の同部阿南庁舎で行う。
徳島大医学部の二宮恒夫教授や保健師をスタッフに、個別相談を行う。対象は、育児に対し不安が強い、ストレスを感じるといった保護者や、虐待の可能性がある保護者とかかわりがある人などで、同部では「育児に関することで心配があれば何でも相談してほしい」と話している。
要予約。毎月第1水曜日を中心に月1、2回実施する。問い合わせは同部(0884・28・9874)へ。【深尾昭寛】
毎日新聞 2008年4月25日 地方版