サポート オンライン

レジストリ チェッカー ツールの設定をカスタマイズする方法

文書番号:183603
最終更新日:2004年12月29日
リビジョン:1.2
この記事は、以前は次の ID で公開されていました: JP183603
目次

概要

この資料では、Windows\Scanreg.ini ファイルを手動で編集することにより、レジストリ チェッカー ツールをカスタマイズする方法について説明します。Windows 98 リソース キットに含まれる SREdit ツールを使用して、(Scanreg.ini を手動で編集することなく) レジストリ チェッカー ツールをカスタマイズすることもできます。SREdit ツールは、Windows 98 CD-ROM の tools\reskit\Config フォルダに含まれています。レジストリ チェッカー ツールの MS-DOS バージョン (Scanreg.exe) と Windows 98 バージョン (Scanregw.exe) は、ともに Scanreg.ini ファイルの設定を使用します。

先頭へ戻る

詳細

デフォルトでは、特定の日付に最初にコンピュータを起動したときに、レジストリ チェッカー ツールは、レジストリ ファイル (System.dat および User.dat)、System.ini ファイル、Win.ini ファイルのバックアップを作成します。コンピュータを再起動するたびに、レジストリ チェッカー ツールはレジストリをスキャンし、問題が見つかると、破損したレジストリを最新のバックアップ コピーに自動置換します。デフォルトでは、レジストリのバックアップは Windows\Sysbckup フォルダに Rb0<nn>.cab ファイルとして保存されます。<nn> には 00 から 99 までの数字が入ります。

Scanreg.ini ファイルには、次のエントリが含まれます。このエントリの値により、レジストリ チェッカー ツールがレジストリのバックアップ コピーを作成する方法が決まります。

注 : Scanreg.ini ファイルを編集するには、(メモ帳などの) テキスト エディタを使用します。

先頭へ戻る

Backup=

値 1 (デフォルト値) の場合、特定の日付 (コンピュータの時計によって判断されます) に最初にコンピュータを起動したとき、レジストリのバックアップ コピーが作成されます。

値 0 の場合、レジストリのバックアップは行われません。

注 : レジストリのバックアップを無効にすることはお勧めしません。

先頭へ戻る

最適化=

値 1 (デフォルト値) の場合、500 キロバイト (KB) の未使用スペースが含まれると、現在のレジストリが自動的に最適化されます。

値 0 の場合は、未使用スペースが削除されず、現在のレジストリは自動的に最適化されません。

先頭へ戻る

MaxBackupCopies=

値 5 (デフォルト値) の場合、[Windows\Sysbckup] フォルダに最新の 5 つのレジストリ バックアップが保存されます。この値は 0 から 99 までをとります。

注 : MS-DOS 用のレジストリ チェッカー ツールを使用してレジストリのバックアップを保存した場合、最新の 5 つのバックアップのみが表示されます。

先頭へ戻る

BackupDirectory=

デフォルトでは、このエントリには値が含まれず、レジストリのバックアップは Windows\Sysbckup に自動的に保存されます。レジストリのバックアップの保存先を変更するには、フォルダのフルパスを入力します。たとえば、c:\registry\backups フォルダにレジストリのバックアップを保存する場合は、"BackupDirectory=" の行を次のように変更します。

BackupDirectory=c:\registry\backups

注 : レジストリ チェッカーが指定した場所にバックアップを保存できない場合は、[Windows] フォルダにバックアップが保存されます。

先頭へ戻る

Files=

デフォルトでは、このエントリは存在しません。このエントリは、.cab ファイル内にバックアップする追加ファイルの指定に使用します。バックアップする追加ファイルを指定するには、「Files=<フォルダ コード>,<ファイル名> 」と入力します。<フォルダ コード> には、バックアップするファイルが含まれるフォルダの数値コードが入り、<ファイル名> にはバックアップするファイル名が入ります。同じ場所に複数のファイルのバックアップを作成する場合は、各ファイルをコンマ (スペースなし) で区切ります。

次の表は、フォルダ コードの一覧です。
   フォルダ コード   フォルダの種類
   ------------------------------------------------------------
   10               <windows> (例 : Windows)
   11               <windows>\System (例 : Windows\System)
   30               ルート フォルダ (例 : c:\)
   31               ルート ホスト フォルダ (例 : c:\)

たとえば、Windows\System フォルダにある 3d Maze.scr と Actmovie.exe ファイルをバックアップする場合は、次の行を入力します。

Files=11,3d maze.scr,actmovie.exe

たとえば、C ドライブのルート フォルダにある Asd.log ファイルをバックアップする場合は、次の行を入力します。

Files=30,asd.log

レジストリ チェッカー ツールについては、[スタート] ボタンから [ヘルプ] をクリックし、[インデックス] タブをクリックしたら、registryと入力してから [レジストリ チェッカー] トピックをダブルクリックします。

先頭へ戻る

関連情報

この資料は米国 Microsoft Corporation から提供されている Knowledge Base の Article ID 183603 (http://support.microsoft.com/kb/183603/EN-US/) (最終更新日 1999-02-02) をもとに作成したものです。

先頭へ戻る


この資料は以下の製品について記述したものです。
Microsoft Windows 98 Standard Edition

先頭へ戻る

キーワード: 
kbenv kbhowto kbtool win98 KB183603

先頭へ戻る

"Microsoft Knowledge Baseに含まれている情報は、いかなる保証もない現状ベースで提供されるものです。Microsoft Corporation及びその関連会社は、市場性および特定の目的への適合性を含めて、明示的にも黙示的にも、一切の保証をいたしません。さらに、Microsoft Corporation及びその関連会社は、本文書に含まれている情報の使用及び使用結果につき、正確性、真実性等、いかなる表明・保証も行ないません。Microsoft Corporation、その関連会社及びこれらの権限ある代理人による口頭または書面による一切の情報提供またはアドバイスは、保証を意味するものではなく、かつ上記免責条項の範囲を狭めるものではありません。Microsoft Corporation、その関連会社 及びこれらの者の供給者は、直接的、間接的、偶発的、結果的損害、逸失利益、懲罰的損害、または特別損害を含む全ての損害に対して、状況のいかんを問わず一切責任を負いません。(Microsoft Corporation、その関連会社 またはこれらの者の供給者がかかる損害の発生可能性を了知している場合を含みます。) 結果的損害または偶発的損害に対する責任の免除または制限を認めていない地域においては、上記制限が適用されない場合があります。なお、本文書においては、文書の体裁上の都合により製品名の表記において商標登録表示、その他の商標表示を省略している場合がありますので、予めご了解ください。"

サポート技術情報の翻訳

 

製品別 サポート ページ

その他のサポート オプション

  • 製品別 お問い合わせ
    電話や電子メールでマイクロソフトへ問い合わせる。
  • カスタマー インフォメーション センター
    製品の購入やプライバシーなどに関する情報など、技術情報以外のお問い合わせ窓口です。
  • マイクロソフト コミュニティ
    マイクロソフト製品や関連技術に関する知識とニュースを共有することを目的に、ユーザーの皆様、各分野のエキスパートなどの間で情報交換する場です。
  • KB ご利用の際のご注意
    お使いの Windows 環境によっては、"\" (バックスラッシュ) は "¥" (円記号) と表示される場合があります。

ページ ツール