(cache) 夕方に思うこと - バウンシングライト～ダービーに間に合って！奇跡を魅せて！～

Weblog / 2007年07月06日 15時40分15秒

経営者というのは、甘えられる環境の中ではだめ。
甘えられる環境とは、育つ環境ではなく、
その経営者が関わっている業界全体の甘え。

大体、飲食店や工場経営などもそうだけど、
絶対的な品質をお客さんに提供しなければ、
仕事も減るし、経営そのものが危機に堕ちる。
最近にあった食肉偽造事件とかをみると、
「品質」はいかに大事なのかもね。

一口馬主クラブの多くは、馬が走らない方が当たり前
だと思っているから、能力の低い馬を沢山募集しても
仕方ないっとおもってしまう会員も多い。

そんなふざけた甘ったれている考えが俺は気に入らん。

大体、世の中で、一口馬主クラブよりも
扱う商品の品質が悪くても、成り立ち、
客が納得する商売ってあるのか？

それを納得する会員が多くいるから、
クラブ側に、甘えた考えが生まれる。

走らなく、いい成績を上げられなくても、仕方は無い。
こういう考え方があるから、社台レースホースやサンデーレーシングや
ローレルやキャロットなどを除くほかの一口クラブに、
甘いが生じていると思う。

まあ、ここ最近、税制の見直しなどの煽りをうけて、
企業努力しているクラブ以外では、とにかく満口にならない馬が多い。
企業努力もしないで、甘えてきたツケがまわってきたと言っても
過言ではない。

馬好きの俺でも、競走馬は、「商品」であることを
認めなければならないと思っている。不快になるような
表現かもしれないけど、俺はあまり偽善しないで、正直に
話す性格だから、そこは大目に見て欲しい。

俺は今まで、ラフィアンに何度も売り込みをしても
無視された。もし、ラフィアンの募集馬の質が高かったら、
俺は売り込みをしない。事実、俺は社台レースホースと
サンデーレーシングに売り込みをしたことはない。
もっとも、この二つのクラブは、生産系だから、
バイヤー系クラブしか売り込みしないようにしている。

この前もアウトオブザウィムの2007を
推薦しようと思って、丁寧にマイネルのホームページの問い合わせ
フォームから新社長の連絡先を問い合わせても、教えてもらえなかった。

嫌がらせで、新社長に連絡を取りたいと思っている
わけじゃない。

馬の質が低下している苦しい立場にあるマイネルをなんとかしたい
と思ったし、自分の才能で、新社長を助けられると思った。

だけどさ、相手にしてもらえないのは、かまわねえよ。

これだけ言わせて欲しい、今の募集馬の質では、

10年後はクラブは生き残れるのか？

バイヤー系クラブで、ＴＫ型が約8割は、致命的じゃないのか？

絶好調に仕上げても、ＴＫ型の馬は、未勝利クラスや500万クラスに多い。
多いというか、ほぼこのクラスの馬は、ＴＫ型に占められている。
スピード、持続力、切れ味、爆発力、パワー、武器となるこの
5つの能力に、どれも優れていないから。

重賞勝ち馬やＧ1勝ち馬でも、体調不良などで、ＴＫ型になること
はあるけど、絶好調に仕上がれば、ＴＫ型以外の分類に変化する。

なんというか、ネオユニヴァースの馬体にミスがあるという発言の
時も思ったけど、募集コメントで絶賛している馬のほとんどは未勝利
クラスで終わるだろう。

ネオユニヴァースの馬体にミスがあるなら、
未勝利クラスで終わるであろう馬たちの馬体はなんなんだ？

プレス工場で働いた時は、品質管理課に居た。
何万個の部品の中から、1つでも不良品が客先で見つかれば、

始末書を書かされるわ、何百キロ離れた客先まで、分別しに
いかされると、本当、　お客さんに対して、品質保証という
のは絶対的である。

　
昨日、募集馬を見て、あきれた。馬の競走能力は、
ピラミッドの形をしている。確かに、
能力の高い馬よりも能力の低い馬が多い。

しかしさ、努力しているのか、努力していないのか、

募集馬の質を見れば、一目瞭然。

今の自分の相馬眼は、1歳以降なら、
精確に適性（距離や馬体分類）や能力の絶対値を見抜ける。

馬の質を高めることは、可能である。

確かな目利きはいる。自分のことね。その確かの目利きを、
クラブ側が雇うか、雇わないかは、それは企業努力次第。

クラブをよくしようとするなら、雇うはず。

まあ、新社長は
これからまた20頭近くの馬を仕入れてくるだろう。

確率論からみても、重賞を獲れる当たりが居てもおかしくない。

少なくとも、現時点の募集馬の質じゃ、
このクラブは10年後は、持つとは思えない。

10年後に、俺が金持ちになったら、クラブを買い取って、
フェニックス愛馬会のリニューアルしようかなって思った。

とにかく、ＴＫ型馬が約8割というのは、
バイヤー系クラブとしては、だめだ。

話は変わるけど、社台レースホースとサンデーレーシングの募集馬を
見たけど、ＳＫ型、ＳＢ型、ＢＮ、ＳＪＫ型にあてはまったのは10頭未満。

私がベスト3として挙げた

マリアマッジョーレの2006は　ＳＫ型かＢＮ型
アイルドフランスの2006は　　ＳＢ型
イタリアンドレスの2006は　　ＳＪＫ型

社台の場合、ほとんどが自家生産だから、
ＴＫ型馬が4割近くいるのは、仕方ない部分はある。
バイヤー系なら、最低でも、ＴＫ型は2割以下に抑えるべき。

まあ、とにかく、色々な意味で、俺はラフィアンを注目している。
このクラブは、これから繁盛するか、衰退するか、

それはすべて、クラブ自身の募集馬の質に左右される
と言っても過言ではない。

株を扱う投資ファンドは、実績をあがらなければ、
いつかは解散する。

一口馬主クラブにも、同じことが当てはまるっと思っている。　

競争に打ち勝ち、淘汰と無縁なクラブになるかどうかは、
企業努力、経営者の手腕次第。少なくとも、新社長には、
まだこれから起こり得る危機感を感じとっていないの
ではないかと思った。

今の状態で、この募集馬の質では、外資の
ダーレージャパンが参入すれば、競争が激化し、
淘汰が一層に早まり、広がるでしょう。

　　　　　　　経営力がクラブの命運の分かれ道。

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