ハートフォード生命保険は２１日、変額終身保険と投資信託の販売に参入すると発表した。同社は変額年金保険の分野で国内シェア首位の年金専門会社。高齢化の進展により定年後の資産運用ニーズが年々多様化しており、ラインアップの拡充が必要と判断した。

　変額終身保険は６月発売。保険料を一括して支払うタイプで、死亡時の運用残高と払い込んだ保険料のうち大きい方を保険金として受け取れる。投資信託の参入時期は未定。

　日本の個人金融資産１５００兆円のうち約８割を５０歳以上が保有するとされる。定年後の資産運用市場をめぐっては、独アリアンツや仏クレディ・アグリコルなど外資系保険会社の新規参入が相次いでおり、競争が激化している。（了）

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