福岡放送局

2008年4月25日 8時51分更新

サミット前に合同警備訓練

7月に開催される「北海道洞爺湖サミット」でのデモや暴動を想定した警備訓練が、福岡市で行われました。

福岡市博多区板付の九州管区警察学校で行われた訓練には、管区警察局や福岡や佐賀など九州の5つの県警の機動隊員およそ700人が参加しました。
抗議行動のデモ行進で車の通行が妨害されているという想定での訓練では、盾を持った機動隊員が蛇行して進むデモ隊の横に並び、広がらないよう押し戻したり、道路に座り込んだ参加者を排除したりしました。
また、サミット開催に反対する活動家が暴動を起こしたことを想定した訓練では、機動隊員が集団になって前に進み石や火のついた棒を投げたり、鉄パイプで殴りかかったりする活動家の動きを押さえ込み、サミットの会場に近づけないようにしました。
訓練に参加した機動隊員はサミットの警備に派遣される予定で、今後も訓練を重ねて不測の事態に備えることにしています。