後期高齢者医療で悩みか 山形で87歳母と無理心中山形市の民家で20日、母親(87)と無理心中したとみられる無職男性(58)が、直前に近くの住民に、後期高齢者医療制度(長寿医療制度)が始まったことについて「母親の年金から保険料が天引きになって生活が大変」などと相談していたことが22日、分かった。 山形署の調べでは、死亡したのは山形市岩波、長橋安男さんと母キミ子さん。20日午後、安男さんが自宅の物置小屋で首をつっているのを親族が見つけ、キミ子さんも自宅寝室で死んでいた。司法解剖で、キミ子さんは頸部圧迫による窒息死と判明した。 近くの住民によると、安男さんは介護が必要だった母親の入院について悩んでいた。安男さんは翌21日に山形市内の病院に出向き、新制度について話を聞く予定だったという。 山形署は介護疲れの無理心中の可能性があるとみて調べている。 |
【共同通信】 |
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