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あと何年?親子入浴上限は11歳、父娘は9歳まで―「浴育」のススメ

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「10数えたら出ていいよ」「肩までしっかりつかりなさい」
パパの大きな背中、ママの柔らかい手で洗ってもらって…、湯煙のむこう、懐かしいあの記憶。
みなさんいくつまで、親子で一緒にお風呂に入っていましたか?

入浴関連企業8社でつくる「風呂文化研究会」では、ここ数年注目されている「浴育」の考えをさらに広めようと、先月末、「『浴育』のすすめ」というリポートをホームページ上に発表した。
「入浴は夕食に次ぐ家族交流の機会」であり、「親子のお風呂は良い思い出になる」「浴育の楽しみは遊びに会話、学びの機会でもある」など、実感をもって感じている人も多いのでは。同研究会では、質の高い親子入浴を提案している。


同研究会代表で、東京ガス都市生活研究所主任研究員の興梠真紀さんは、「温浴で親も子もリラックスできるし、浴室にはテレビなど会話を妨げるものがなく、より親密なコミュニケーションが可能になる」と話す。同社の昨年の調査では、小さな子供をもつ親の69%が「入浴時の方が子供は楽しんで勉強する」と答えるなど、親側も情操教育や能力育成面でお風呂に期待を寄せている姿が分かる。

お風呂用の知育玩具「おふろシール」(1029円)をシリーズ展開する、パイロットインキ玩具事業部の服部直基さんは、「昔の親も『10数えたら出ていいよ』と数字を教えたり、風呂場のすりガラスをぬらして指で文字を書いて教えたりしていた。ベースは日本独特のお風呂文化。それが見直されてきたのか、一度落ち込んだお風呂玩具の市場も2?3年前から上向きです」と話す。
また、5社約30種のお風呂玩具が並ぶ東京・錦糸町のアカチャンホンポでは、アヒルのおもちゃなど昔ながらの小物が週50?60個も売れる。「子供のいる家庭では、忙しいからシャワーで済ますというより、お風呂の時間を有効活用したいという意欲が高い」と、担当の佐々木悟士さん。
システムバスメーカーのノーリツでは「多忙な平成の父親に、親子コミュニケーションの場としてお風呂を提案」するイベント「おとうさんといっしょにおふろのえほんのおはなし会」を27日、東京・台場のデックス東京ビーチで開催する。懐かしい銭湯を再現した会場で絵本の朗読などを行う予定だ。

「さあ、じゃあ今日はパパと一緒にお風呂に入るか!」と言おうとしたお父さん、気になる「いつまで一緒に入る?」のラインは、「『浴育』のすすめ」の意識調査分析によると、「子供と一緒に入る上限は11歳。父と娘は9歳」とのことだ。

私は、おませなほうではなかったので、実は小学校5年生くらいまで、時々父親と一緒にお風呂に入っていた。しかし、やはり心のどこかで「そろそろちょっと恥ずかしいなぁ」という気持ちがあったのを、ありありと覚えている。でも急に「パパと入るなんてイヤ!」なんて言ったらやっぱり悪いし…なんて、一応子供なりに気を使っており、そのうち父が「お風呂入るぞー」言いそうになると、急に宿題を始めたり、伸びてもいない爪を切ったり、もう用意したランドセルをもう一度確認したりするようになった。思い出すとつい笑ってしまう、懐かしい甘酸っぱい想い出だ。
そのうちどの子も、ひとりで入るようになる。自分専用のシャンプーを揃え、パパママにはどれも同じに見えるような化粧品が増えていく。そしていつか、親には話せない悩みを抱え、お風呂の中でひとり泣くような夜が、どの子にも必ず来るはずだ。でも、子供のころ、親子で笑いながら入ったお風呂の記憶が、心の根底にあれば、そのひとりの夜だって、そのあったかさを支えに、きっと乗り越えやすくなると思うのだ。

(編集部 上芝まいこ)

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