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「30年以内に震度6弱」太平洋側など確率上昇

2008年04月25日01時08分

 政府の地震調査研究推進本部は24日、30年以内に震度6弱以上の揺れに見舞われる確率を示した08年版の「地震動予測地図」=図=を公表した。東南海・南海地震の発生確率は66%と55%で、いずれも約2ポイント上がった。

地図

  

表

  

 07年版から1年が経過したことや活断層を再評価したことに伴い、東海から四国にかけての太平洋側や福岡県などで確率は上昇。東海地震は87%、宮城県沖はほぼ100%と前年同様に高い。一方、活断層を詳しく評価した山形盆地断層帯や魚津断層帯(富山県)、伊那谷断層帯(長野県など)で確率が下がった。

 各都道府県庁所在地でみると、津、高知、徳島、福岡など27都市で前年比0.1〜2.0ポイント上昇。最も高いのは静岡、次いで甲府だった。

 07年に起きた能登半島地震、中越沖地震の影響は考慮されていない。

 同本部は3%以上を「発生確率が高い」としている。30年以内に空き巣被害に遭う確率は3.4%、交通事故で負傷する確率は24%といわれている。

 自分の住んでいる市町村や特定の断層周辺などを拡大できる地図は、防災科学技術研究所のウェブ(http://www.j―shis.bosai.go.jp)で公開している。

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