26日に聖火リレー、長野は緊張高まる
26日に聖火リレーが行われる長野市でも、緊張が高まってきています。
長野のリレーの警備は、パリの聖火リレーと同様に聖火ランナーの両側を機動隊員がそれぞれ2列で並走します。
【長野市民は・・・】
「せっかく楽しみだった聖火リレーが、ホントにつまらなくなっちゃいますね」
「聖火ランナー、あまり見ることもできないような状況」
これについて、長野市の鷲沢市長は24日の会見で、「残念という以外にない」と述べました。
「苦渋の選択という言葉がいいか分からないが、残念ながらそれをやらざるを得ないというのが今の我々の立場」(長野市 鷲沢正一 市長)
24日も、混雑が予想される長野市の中心部の通りで、警備関係者がコース図を見ながら確認を進めていました。この通りでは当初、ランナーの通過に合わせて早朝から店を開ける予定でした。しかし、混乱を警戒して各店の自主判断に任せました。
「対応に困惑している」(通り沿いの美容室)
「心配より驚いている。こんなことになると思わなかった」(書店)
「危険性のあるものは撤去してほしいという通知。ハンギングバスケットやのぼり旗、プランターなど」(商店街事務所)
一方、抗議活動を予定していた国内のチベット支援の団体が、中国人留学生などが数千人規模で長野市に集まる情報があるとして、リレー当日の抗議活動を取りやめることが分かりました。呼びかけ人の牧野聖修さんは、「聖火リレーでトラブルが起こることは不本意」としています。
長野は、25日から厳戒態勢で聖火を迎えることになります。(24日18:00)