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済生会日田病院:回復期用に32床、夏に設置 「前進」と地元協歓迎 /大分

 日田地域リハビリベッド病棟実現協議会の小埜澄夫会長ら役員は23日、回復期リハビリ病棟設置の支援を求める要望書を佐藤陽一日田市長に手渡した。一方、日田・玖珠地域の中核病院の済生会日田病院(西田敬院長)は同ベッド32床の新設計画を明らかにした。

 日田・玖珠地域には脳血管疾患、脊髄(せきずい)損傷などの患者が術後、社会復帰や寝たきり防止のために入通院する回復期リハビリ病棟がなく、年間200人以上の患者が由布市や福岡県久留米市など他地域の病院に入通院。家族を含めて経済的、人的、時間的負担が深刻で、06年7月、33団体が協議会を結成し、根強く運動を展開している。

 病棟設置や病床枠確保などの要望に対し、佐藤市長は「県に強く働きかけたい」と支援を約束した。

 一方、済生会日田病院は地域の要望も勘案し、回復期リハビリベッド設置を計画。西田院長は「当院の病床枠204床のうち32床を回復期用に転床する。県の認可待ちだが、7~8月に開設したい」と話す。協議会の赤尾重信事務局長は「絶対数はまだまだ足りないが、大きな前進」と歓迎。【楢原義則】

毎日新聞 2008年4月24日 地方版

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