【4月24日 AFP】国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)のガザ地区(Gaza Strip)代表は23日、ガザ市(Gaza City)で記者会見を行い、24時間以内に新たに燃料が供給されなければ、食糧配給を中止せざるを得なくなると明らかにした。
UNRWAのガザ地区代表、John Ging氏は、「UNRWAは明日、ディーゼル燃料を使い切り、食糧配給の中止を余儀なくされる」と訴えた。
「UNRWAと、共にガザ住民100万人以上への食糧配給行っている世界食糧計画(World Food Programme、WFP)も、運搬に使用するトラック用のディーゼル燃料が供給されなければ、食糧配給の再開は難しい」と述べた。
また、25日には地元製粉所でも燃料が尽きる予定で、農業・漁業従事者は既に燃料不足で大きな被害を受けているという。
一方、イスラエル軍当局は、これまでのところこの問題についてコメントを発表していない。
イスラエル政府は、ガザへの石油とディーゼル燃料の供給を停止しているほか、ガザ地区との境界にあるナハル・オズ(Nahal Oz)の燃料貯蔵庫がパレスチナ武装勢力の攻撃を受けたことから、ガザの発電所への燃料供給を半減した。
数日後には発電所への電力供給を再開したが、前週新たに攻撃を受け、再度供給を停止していた。だが、イスラエル政府は23日、発電所への燃料供給は再開している。(c)AFP
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