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燃料不足で食糧配給停止の可能性、UNRWA

  • 2008年04月24日 07:06 発信地:ガザ市/パレスチナ自治区
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  • イスラエル ガザ地区への電力・燃料供給削減

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イスラエル南部のパレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)との境界で、ナハル・オズ(Nahal Oz)の燃料貯蔵庫への立ち入りを待つ燃料を積んだイスラエルのトラック(2008年4月23日撮影)。(c)AFP/DAVID BUIMOVITCH

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【4月24日 AFP】国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)のガザ地区(Gaza Strip)代表は23日、ガザ市(Gaza City)で記者会見を行い、24時間以内に新たに燃料が供給されなければ、食糧配給を中止せざるを得なくなると明らかにした。

 UNRWAのガザ地区代表、John Ging氏は、「UNRWAは明日、ディーゼル燃料を使い切り、食糧配給の中止を余儀なくされる」と訴えた。

「UNRWAと、共にガザ住民100万人以上への食糧配給行っている世界食糧計画(World Food ProgrammeWFP)も、運搬に使用するトラック用のディーゼル燃料が供給されなければ、食糧配給の再開は難しい」と述べた。

 また、25日には地元製粉所でも燃料が尽きる予定で、農業・漁業従事者は既に燃料不足で大きな被害を受けているという。

 一方、イスラエル軍当局は、これまでのところこの問題についてコメントを発表していない。

 イスラエル政府は、ガザへの石油とディーゼル燃料の供給を停止しているほか、ガザ地区との境界にあるナハル・オズ(Nahal Oz)の燃料貯蔵庫がパレスチナ武装勢力の攻撃を受けたことから、ガザの発電所への燃料供給を半減した。

 数日後には発電所への電力供給を再開したが、前週新たに攻撃を受け、再度供給を停止していた。だが、イスラエル政府は23日、発電所への燃料供給は再開している。(c)AFP

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