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4 月 23 日 (水)  
4/23(水)20:00更新
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聖火リレー 第1走者は星野監督
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今月26日に長野市で行われる北京オリンピックの聖火リレーで、オリンピック、野球の日本代表の星野仙一監督が第1走者として走ることになりました。
また、アテネオリンピック女子マラソンの金メダリスト、野口みずき選手もランナーに加わり、80人全員のランナーが決まりました。

今月26日に長野市で行われる聖火リレーは、当初スタート地点に予定されていた善光寺が辞退したことでコースが一部変更され、長野市内の中心部の18.7キロのコースを80人のランナーが走って聖火をつないでいきます。
長野市の聖火リレー実行委員会は23日、記者会見し、注目の第1走者は北京オリンピックの野球日本代表の星野仙一監督が走ることを発表しました。
また、アテネオリンピック女子マラソンの金メダリストの野口みずき選手も走ることを明らかにし、80人全員のランナーが決まりました。
このほか主なランナーでは、10年前の長野オリンピックで閉会式の司会を務めたタレントの萩本欽一さんや、卓球の福原愛選手、それに競泳の北島康介選手などが予定どおり聖火ランナーを務めるということです。
聖火リレーの実行委員会では当初、23日の会見で主な聖火ランナーの走る順番を公表する予定でしたが、世界各地の聖火リレーでチベット問題をめぐる中国政府への抗議行動が続いていることから、事前に本人側に確認し、了解を得られた人の中から星野監督の順番だけを発表しました。
長野県警 3000人で警備
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長野市で行われる北京オリンピックの聖火リレーで、長野県警察本部は、聖火ランナーの周りを100人近くの警察官が囲んで走るほか、他県からの応援を含めて、沿道などにあわせて3000人規模の警察官を配置して、警備や警戒を行う方針です。
長野県警察本部によりますと、聖火ランナーの周りでは、聖火の火を管理するため中国側が派遣するフレームアテンダントと呼ばれるスタッフ2人が聖火ランナーのそばを走ります。
これらのランナーと中国側のスタッフ2人の周りを警察官5人が走るほか、さらに、これらの両側で45人ずつの警察官あわせて90人が二列縦隊の形になって走り、聖火の警備にあたります。
警察では、中国側のスタッフは聖火の火の管理のために伴走するもので、警備は警察側が行うとしています。
長野県警察本部では、警備や警戒にあたる警察官の人数を当初の計画より大幅に増やし、他県からの応援を含めて3000人規模の警察官を配置する方針です。
沿道には数メートルおきに警察官を配置して、歩道と車道の間はさくとロープで遮断し警備にあたるとしています。
リレー会場 立ち入り制限も
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長野市の聖火リレー実行委員会は、警備上の理由から、リレーのスタート地点やゴール地点の会場について、一般の観客の立ち入りを禁止または制限することになりました。
長野市の聖火リレー実行委員会によりますと、聖火リレーのスタート地点で、出発式が行われる長野県勤労者福祉センターの跡地と、中間地点のイベントが予定されている長野オリンピックスケート競技の会場だったエムウェーブについては、式典会場への一般の観客の立ち入りを禁止することにしました。
また、到着式が行われるゴール地点の若里公園についても、一般の観客が入れる区域を制限するということです。
長野市の聖火リレー実行委員会の篠原邦彦事務局長は「リレーを無事終わらせるため、安全を第一に考えてこのような対応を決めた。楽しみにしていた市民の方々のことを考えるとたいへん苦しい決断だ」と話しています。
式典会場などの立ち入りが制限されることについて、スタート地点の近くに住む男性は「残念ですが、各国での聖火リレーの様子を見ていると、警備が強化されるのもしかたないと思います」と話していました。
また、近くに住む女性は「せっかく長野に聖火が来るのに見られないなんてつまらないですね。何のための聖火リレーかわかりませんね」と話していました。
※このニュースは4月23日20時00分時点でのものです。
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