最終更新:2008/04/24 19:25

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注目の衆院山口2区補選投票日まであと3日、連日与野党の大物が現地入りしています。

注目の衆議院山口2区補欠選挙の投票日まであと3日。連日、与野党の大物が現地入りし、熱い戦いを繰り広げています。

自民対民主の一騎打ちとなった今回の補欠選挙。
保守王国・山口で政権与党の実績を訴える自民党新人の山本 繁太郎候補(59・公明推薦)に対し、民主党前職の平岡秀夫候補(54・社民推薦)は、告示日に年金からの天引きが始まった後期高齢者医療制度について、徹底的に批判を繰り広げている。
街頭演説で「交通が円滑でなければ、仕事も暮らしもスムーズにいかない。そのためにわたしは、(岩国の)民間航空路線の再開をいの一番のテーマに上げております。鉄道も道路も、きちんと整備しないといけない」と訴える山本候補に対し、平岡候補は「高齢者の方々にとって厳しい制度がスタートしたが、元はといえば、税金が足りない、お金が足りないということがきっかけでございます。しかし、本当に税金が足りないのか。6兆円近い道路特定財源がこれからも道路を造り続ける。そのことが今のこの社会にあっているのか」と述べた。
こうした中、有権者の関心は当初のガソリン税をめぐる道路から、高齢者の生活を直撃する後期高齢者医療制度に大きく移り、自民党陣営もこの問題の対応に追われている。
現地入りした福田首相は「医療制度の半分は税金です。4割は若い人が支えてくれている。1割負担してください。これが今度の高度医療制度。いろいろ混乱もあって皆さんに迷惑かけたかもしれないが、考え方はそういうことなんです」と述べた。
また、自民党の古賀 誠選対委員長は、有権者に説明不足を謝罪する一方、「民主党の戦術は高齢者の不安をあおるものだ」と厳しく批判した。
古賀選対委員長は「年金からの天引き、このことだけをこの制度の象徴として、国民の皆さんに発信している。まさにわたしはテロ行為ではないかと思っている。国家騒乱罪だ、今の民主党のやり口は」と述べた。
一方、民主党陣営は、「道路」、「年金」、「後期高齢者医療制度」の3点セットで、政府や与党の対応を批判し、「チェンジ日本」を合言葉に、政権交代の必要性を訴えている。
民主党の管 直人代表代行は「年齢によって、差別を起こすような今度の後期高齢者医療制度は白紙に戻して、考え直すべきだと思います」と述べ、鳩山 由起夫幹事長は「このような状況になって、多くの方が本当に生活に困っている」と訴えた。
また、民主党の小沢一郎代表は「皆さんの1票でもって、自分たちのためにならないと思う政権ならば、変えることができるという、それが民主主義の一番の機能なんです。総選挙の最初のスタートの選挙なんです」と述べた。
こうした自民・民主両党が文字通り激しい総力戦を繰り広げる中、地元有権者への選挙への関心は高まっている。
有権者は「後期高齢者の問題。今、とにかく騒がれてるから、一番関心があります」、「関心はある。投票には行きます」などと語った。
与党は、選挙後の30日にガソリン税の暫定税率維持の法案を衆議院で再議決する方針だが、この補欠選挙の結果によっては、政権や次期衆院選の行方にも波紋を広げかねないとみられている。
注目の山口2区補欠選挙の投票は27日、即日開票される。

(04/24 12:58 テレビ西日本)


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