Last Modified: 03.03.31
Since: 02.10.31
筆者は、仕事場(?)では主に PC の前。家では殆ど常時接続の PC の側にいるという生活を送っている。我ながらフザケタ生活だとは思うが、そんな状況では「なんで目の前にキーボードがあるのに、携帯でメールを書かなきゃならんのだ?」という疑問が沸々とわく。
現状の携帯 FEP というか日本語入力システムは、(POBoxやT9等、改善の兆しもあるが)どうしても使い勝手が悪い。ディスプレイも小さく、MUA も機能が矮小で、過去のメールの参照も面倒。「いっそのこと、携帯に来たメールが PC に届けばいい」と思うわけだ。
そんな場合、非常に便利なのが「自動転送」。自動転送とは、携帯メアドにきたメールを他アドレスへ転送してくれる機能で、au、TU-KA、H''が対応している(無料)。自動転送を利用すると、以下のような利点がある。
常時 PC と向かい合っている人には必須と言って良いほど便利な自動転送。携帯に来たメールが PC で見られるのは便利な事この上ないが、欲を言えば、メールが見られるのならそのまま PC のキーボードを使って返信したい所だ。
しかし、転送されたメールにそのまま返信してしまうのには一つ問題がある。それは、From、Reply-To が PC メアドになってしまう。つまり、返信メールを返信されると、携帯ではなく PC に届いてしまい、出先でも見れる携帯メールのメリットが消えてしまう。
そこで、所謂「なりすまし」を行う。要は、From と Reply-To ヘッダを携帯アドレスにするように設定してしまうわけだ。具体的にどうすればいいかと言えば、Becky! を例に挙げれば(他の MUA を使っている方は適宜読み替えてください)、(→図解)
これで、このフォルダから出したメールは、携帯から送られたメールに“なりすます”ので、仮に相手が返信しても携帯に届くようになる。尚、この場合、常時接続の方などは、メール送信料がかからなくなると言うメリットもあったり。。
以上で、携帯に来たメールを PC で読み書き送信が可能になるが、幾つか注意点がある。
前者は回避不能。後者は、例えば、
とすれば、PC 宛のメールは携帯を通じて新規アドレスへ転送され、ピンポンを避けることが出来る。
au の場合、上記に加え、Cメール転送も併用すると便利。Cメールは所謂ショートメッセンジで、全角50字まで受信できる。受信料は無料で、送信料は3円(学割適用時は1.5円)。さらに受信時間が一瞬というメリットもある。
Cメールは自動転送先として選ぶことが出来る。具体的には、
「Eメールメニュー」→「Eメール設定」→「その他の設定」→「自動転送先」で、
090xxxx(電番)xxxx.fb@cmail.ido.ne.jp と設定。
090xxxx(電番)xxxx.fb.01-14@cmail.ido.ne.jp
とすると、1時から14時台の間だけ転送。
090xxxx(電番)xxxx.fb_password@cmail.ido.ne.jp
とすると、Cメール転送パスワードと併用できるようです。
以上のように設定すると、E-mail に来たメールをCメールに転送できるようになる。Cメール転送のメリットは、
と、auメールのイマイチな部分が大分解消されます(Cメール転送なんて面倒なことをした方が使い勝手が良くなる au のメールシステムというのも何だかな物だが…)。
自動転送+なりすまし+Cメール転送を用いると、(同一のメールアドレスで)PC の前では優秀なインフラに裏打ちされた高性能 BIFF、外出時は通常の携帯メールとして利用でき、慣れてしまうと離れられない携帯メール環境になる。