平和・自立・調和の日本をつくるために[264]
4.27衆院山口県2区補選の終盤の情勢について一言コメント――「後期高齢者医療制度」への国民の怒りにあまりに鈍感な政府・与党幹部
「人は天才でもない限り、理解される人となるように目指すのが最善である」(アンソニー・ホープ)
4月27日の衆議院山口県2区補選をめぐる情況は、終盤にいたって大きな変化が起きている。世論に大きな変化が起きたのである。
最大の原因は「後期高齢者医療制度」への国民の強い怒りである。しかも福田内閣は、この国民の不満は「説明不足」に原因があるとして、国民への“説明”によって切り抜けようとしている。この制度そのものを見直す意思がないのである。この福田内閣の頑なな姿勢にも国民は怒っている。
4月22日に政界に出回った各報道機関の予測の数字を見た政治家のほとんどが「勝負あった」との感想を述べていた。
各報道機関の数値は、A社[37:48]、B社[30:51]、C社[40:44]、D社[26:37]、E社[29:40]、F社[46:53]、G社[39:40]。
どちらがリードしているかの説明は不要であろう。これが終盤の形勢である。
政府・自民党・公明党は「後期高齢者医療制度」の見直しを国民に約束しなければ、勝負にならないことに気づくべきである。政治において国民の意識・感情に鈍感すぎることは罪悪である。