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　高知県香南市香我美町徳王子の市営住宅「ハピネスかがみ」で、硫化水素とみられるガスで少女が死亡、多数の住民が避難した騒ぎで、同じ市営住宅の女性（２７）が一時意識不明になっていたことが２４日、分かった。

　香南市消防本部によると、女性は病院に搬送されたが命に別条ないという。

　香南署は、市営住宅３階に住む女子中学生（１４）が硫化水素で自殺を図ったとみて、身元確認を急ぐとともに同日中に少女の自宅を現場検証する方針。

　これまでの調べでは、少女の自宅玄関ドアに「ガス発生中」と書かれた張り紙があり、部屋にはトイレ用洗剤の容器が落ちていた。室内で倒れている少女を県警機動隊員が発見。少女の母親とみられる女性（３８）も入院した。

　消防によると、周辺住民約１２０人が一時、近所の香我美トレーニングセンターなどに避難。のどの痛みや気分の悪さを訴えて救急搬送された人が２１人、自ら病院に行った人も６８人に上った。

　［2008年4月24日8時37分］

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