米ボーイングの第1四半期は38%増益、商用機の納入増が寄与

2008年 04月 24日 06:28 JST
 
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 [ニューヨーク 23日 ロイター] 米航空機大手ボーイング(BA.N: 株価, 企業情報, レポート)が23日発表した第1・四半期決算は予想を上回る38%の増益となった。商用機の納入増が防衛部門の売上減を相殺したほか、製造効率の向上が奏功した。

 利益は12億ドル(1株当たり1.62ドル)。前年同期は8億7700万ドル(同1.13ドル)だった。ロイター・エスティメーツによるアナリストの1株利益予想は1.36ドルだった。

 商用機部門の営業利益率は約3%ポイント急上昇し12%。防衛部門は小幅上昇し11.4%。現時点での商用機受注は過去最高の2710億ドル、防衛関連は750億ドル。

 売上高は4%増の160億ドル。アナリスト予想は166億ドルだった。商用機部門の売上高は8%増の82億ドルで、納入数は8%増の115機。軍用機の納入減が響き、防衛部門の売上高は2%減の76億ドルとなった。

 通年の1株利益見通しは、従来の5.70─5.85ドルを据え置いた。アナリスト予想は5.95ドル。2009年の1株利益見通しは6.80─7.00ドル。アナリスト予想は6.96ドル。

 商用機納入数見通しは、08年が475─480機。09年は、787型機(通称ドリームライーナー)25機を含む500─505機とした。

 

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