2008年4月23日 18時27分更新
岡山県備前市出身で、23歳の若さで亡くなった詩人、桜間中庸の詩や童謡を紹介する展示会が地元、備前市で開かれています。
桜間中庸は、明治44年に岡山県備前市に生まれ、かつての閑谷学校の跡、岡山県閑谷中学校に学んだ後、大学在学中の昭和9年、23歳の若さで亡くなりました。
展示会は、ふるさとの風景などを題材に、数多くの詩や童謡を書き残した桜間の存在を知ってもらおうと開かれたもので、会場にはおよそ100点の資料が展示されています。
唯一の詩集「日光浴室」は、桜間が亡くなった2年後に大学の友人たちが才能を惜しんで制作したものです。
このうち、「山の駅」という詩は、耐火レンガの産地として知られるふるさと、備前市の三石地区のにぎやかな駅の情景を詠んでいます。
また、「すかんぽ原」など3編の詩には、友人たちによって曲がつけられていて、会場で聴くことが出来ます。
この展示会は、来月6日まで、岡山県備前市の閑谷学校資料館で開かれています。