完成した石窯は横1.5m、奥行き1.7m、高さが2mの大きさで、耐火レンガを積み上げて造られています。関係者およそ30人が参加して行われた火入れ式では、倉敷食と器専門学校の伊藤 敏夫校長と高度製菓製パン学科の大野 直明科長が、火のついた松明を窯に入れて点火しました。この石窯は教員と在校生、今年の卒業生たちがおよそ5ヶ月かけて制作したもので、一度に3斤の食パン10本を焼き上げることができるということです。まきを燃料に使う石窯焼きのパンは、遠赤外線でパンの中からじっくりと焼け、素材の味をそのまま活かす生かすことができるそうです。倉敷食と器専門学校の高度製菓製パン学科には現在43人の学生が在籍していて、今後週1回、この石窯を使って調理実習を行うことにしています。