公取委、ジャスラックを立ち入り検査
音楽などの著作権を管理しているジャスラック・日本音楽著作権協会が、新規事業者の参入を困難にしたとして、公正取引委員会は立ち入り検査を行いました。 独占禁止法違反で立ち入り検査を受けているのは、東京・渋谷区の社団法人・ジャスラック、日本音楽著作権協会です。 ジャスラックは、作詞家や作曲家などの著作権者に代わり、放送局などから音楽利用料を徴収し、分配しています。こうした著作権管理業務について、2001年の法改正で企業などが自由に参入できるようになっているにもかかわらず、ジャスラックは不当に新規参入を困難にしたということです。 これについて公正取引委員会は、「市場を実質的に支配するもので独占禁止法違反にあたる」と判断、立ち入り検査に乗り出したものです。 ジャスラックは、「詳細は把握していないが、立ち入り検査には全面的に協力する」としています。(23日17:10)
|