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少年は「広汎性発達障害」 岡山駅の突き落とし事件
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JR岡山駅のホームで岡山県職員仮谷国明さん=当時(38)=が突き落とされ死亡した事件で、殺人などの非行事実で家裁送致された大阪府大東市の少年(18)が、岡山地検の簡易精神鑑定で、広汎性発達障害の一種「アスペルガー症候群」と診断されていたことが23日、少年の付添人弁護士の話で分かった。
付添人の木村雅史弁護士は「簡易鑑定で判断できるものではないが、接見で発達障害の傾向があることは間違いないと感じた」としている。家裁に本格的な精神鑑定を実施するよう申し入れを検討しているという。
少年は岡山県警の調べに「家を離れたかった」「人を殺せば刑務所に行ける」などと説明。岡山地検は無差別的な犯行に至った心理状態を調べるため、鑑定を実施したとみられる。
岡山家裁は15日、「少年の成育歴や生活環境を調査する必要性などを考慮した」として、少年の住所地を管轄する大阪家裁への事件移送を決定。少年も既に大阪少年鑑別所(堺市)に移された。
(共同通信社)
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