福岡放送局

2008年4月23日 18時39分更新

米公使「兵士教育を徹底」

福岡県を訪れたアメリカのドノバン駐日公使は23日、報道関係者と懇談し、在日アメリカ軍の兵士による犯罪が相次いでいることについて、「日本の中で善良な市民として生活するよう教育を徹底していきたい」と述べました。

アメリカのドノバン駐日公使は、在日アメリカ軍の佐世保基地などの視察を前に福岡県を訪れ、報道関係者との懇談会に出席しました。この席で、ドノバン公使は「アジア太平洋地域の安全を担保するうえで、九州や山口にあるアメリカ軍の基地は非常に重要だ」と述べ、基地の重要性を強調しました。
そのうえでドノバン公使は、アメリカ軍兵士による犯罪が沖縄などで相次いでいることについて、「兵士たちが事件などを起こさず日本の中で善良な市民として生活するよう教育を徹底していきたい」と述べました。
また、アメリカ軍兵士が犯罪を起こした場合の捜査権について、「日米地位協定の範囲内で日本の捜査当局に全面的に協力するという姿勢は変わらない」と述べました。