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都立橘高、「地域産業論」を新設−講師は墨田区の中小社長ら
東京都立橘高校(東京都墨田区、大室文之校長、03・3617・8311)は、地元の中小企業経営者らを講師に迎え「地域産業論」の授業を実施する。町工場が多い地元、墨田区の特性を生かし「教科書にはない“生の経営”や産業論」(大室校長)を教える。対象は1年生の時に産業概論と陶芸、ガラス工芸、樹脂加工、食品加工などを履修した2年生。半年間の講座で毎年、10月からの後期課程に設置する。
授業を担当するのは、ユーズの染谷ゆみ社長、深中メッキ工業の深田稔専務、浜野製作所の浜野慶一社長、森川製作所の森川明子社長、フットマークの磯部成文社長、久米繊維工業の久米信行社長と、一橋大学大学院商学研究科の関満博教授の7人。大室校長は、生徒や保護者に大企業や公務員志向が強いことについて、「産業界にはさまざまな立場で活躍する企業があることを、墨田区の高校ならではの視点で教えたい」と意欲を見せている。
(掲載日 2008年04月23日)