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星の子キッズ
立会小のブラスバンド「星の子キッズ」が今日土曜日も早朝から騒音を撒き散らしている。近隣の迷惑を気にしない教育で育った子供はそのうち万引きをしたり泥棒をしたり殺人をしたり、「気にせず迷惑」をエスカレートさせてゆくだろう。

星の子キッズというリダンダントのくさいネーミングの元になった星野校長は、もともと教育者ではなく、オーケストラかなにかをやっていて流れてきた人だ。本当に才能のある音楽家であればオケをやめて小学校の校長になどなるわけがないのでその意味では同情すべき点はあるが、いずれにしても、彼が興味があるのは「音楽」であって総合的な「教育」ではない。経歴からいっても「音楽」をしなければポイントが稼ぎようがないという事情もあるだろう。

だから星野は校長としていく先々で高価な機材を(税金で)購入してブラスバンドを作り自ら指導している。だが、立会の「星の子キッズ」というネーミングをみてもわかるように、星野あってのブラスだ。逆にいえば、こいつが転勤してしまえば、誰も指導できるものがいなくなる。そりゃそうだ。小学校の先生は教育の専門家であって、楽器屋ではない。高価な管楽器なんか触ったこともなくて普通だろう。音楽の先生にしたって、管楽器の専門であるとは限らず、出身は声楽だったりピアノ課だったりする。そうすると指導できるものがいなくて、転勤後は立ち消える。まあ、もっても3年だろう。で、楽器はといえば、その学校の予算で買ったものは校長の資産ではないので、持って転勤はできないだろうと思われる。お蔵入りである(もちろん星野の後釜にまた金管がきても迷惑だけど。バランスも悪いしね)。

実は公立の学校にはこういう「資産」が意外と多いという。音楽だけでなく、理科なんかでも、先生の趣味で必ずしも教科書にない実験道具を買う。で、次の人は専門が違うので使わない。お蔵入り。別のものを買う。またお蔵入り。こうやって税金がただ無駄に使われるのである。

公立の小学校は一つ前の時代には、国民の教育水準を上がるのにある程度の役割を果たした。だが、今となっては迷惑人間の発生源であり、税金無駄使いの温床だ。教員の質も高いとはいえず(なにしろ、愉快犯で迷惑行為をするくらいだ)生徒の質もそれについてくる(なにしろ給食費を払わないくらいだ)。楽器にしたってちゃんとコンペで納入させているのかチェックしたいものだ。同じ店をいつも指定していたとしたら汚職の可能性もでてくる。

民間にできることは民間でよい。公立学校は縮小して私学を中心にしたほうがよいのではないか。

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