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【スポーツ】

「鳥の巣」で雨漏り 五輪大丈夫?

2008年4月23日 朝刊

 【北京=平岩勇司】北京五輪のメーン会場となる国家体育場(通称・鳥の巣)で20日に五輪プレマラソン大会が行われた際、大雨のため会場のあちこちで雨漏りが起きたことが分かった。北京五輪組織委員会は設計や施工方法に問題がないか調べている。22日付の香港紙「東方日報」が報じた。

 体育場は、鋼鉄をねじ曲げて鳥の巣状に編んだ外観が特徴。総工費35億元(約510億円)をかけ建設し18日からのプレ競歩大会とマラソンがこけら落としとなった。大雨が続いた20日、観客席の屋根や通路の天井から雨が漏れたという。事前の雨漏りテストでは、大雨は想定していなかった。

 国家体育場運営チームの陳樹●メディア副主任は「鋼鉄の溶接の不具合、設計の欠陥、温度差による膨張や収縮などが考えられる」と説明。8月は北京で最も雨が多い時期だが「現時点で問題が見つかれば改善できる。五輪への影響はない」と楽観視している。

(注)●は、「員」の右に「力」

 

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