東京の自転車問題

 

−ライセンス制にしてください−

 

 東京を走る自転車は、税金で大量殺戮されているカラスなんかよりよっぽど迷惑だ。

日本の自転車の問題点は、携帯メールしながら運転、酒酔い、無灯火など数々あるが、本日取り上げるのは、自転車の歩道通行である。

 自転車は道路交通法上、軽車両扱いで、原則として歩道の通行ができない。通行できるのは、「自転車通行可」という青色の標識がある歩道だけであリ、この標識がある歩道は前歩道の44%ほどである。これを自転車に乗る奴で認識しているのはほとんどといっていいほどいない。どの道であっても、自転車は歩道可だと思っているのだ。さらに道路交通法では、自転車通行可の歩道でも、歩道の車道よりを徐行して、歩行者の邪魔をしてはいけないことになっているが、日本の自転車はベルを鳴らして歩行者をどけようとしたり突き飛ばしたりする。海外から、研究者を招いたときに、「日本の道は何処をあるけばいいんだ?」と聞かれて赤面したが、そのマナーの悪さは北京の自動車以上であり、国際都市東京には似つかわしくない。       

  警視庁のホームページには、「自転車の正しい乗り方」なるページがある。ここには、「『自転車通行可』の標識のある歩道では、歩行者の迷惑にならないようにしましょう」と書いてあるが、これは読みようによっては『自転車通行可』の標識のない歩道では、歩行者に迷惑をかけてもかまわないかのようであり、問題だ。(もちろん、本当は標識のないところは走れない。罰則は3ヶ月以下の懲役または5万円以下の罰金である=道路交通法17条)。まずは、『自転車通行可』のところ以外は走れません、というのを明記してほしいものだ。もっとも警察は本気で自転車を取り締まる気などないだろう。自転車にはライセンスがないからだ。この件について、品川区に問い合わせたときも、自転車に道路交通法を守らせるのは、ライセンスがないので、難しいといわれた。これは、ライセンスがなければ法を遵守する必要はない、ということではなく、現実問題として困難だ、という意味だろうが、力のぬける回答である。 

  歩道の自転車は、特に難聴などの障害を持つ人にとって脅威である。歩道自転車は、ベルをちりちり鳴らして、歩行者をどけようとするが(←これは立派な違法行為)、それで相手がどかないと逆切れ手暴力行為にでるからだ。こういう乗り手は、なにも男だけでなく、荷台に子供をつんでいるような母親にもしばしば見られるものである。

   東京の自転車は歩行者にとって結構な脅威である、すなわち外部的な不経済があるにもかかわらず、ライセンス制などの規制や課税などが一切ないのはむしろ不思議といえる。数が多くて対応できないというかもしれないが、ライセンスを有料にして、それなりの価格にすれば解決する問題であろう。ライセンス化とともに、自転車にナンバープレートをつけ、登録制にすれば、駅前の不法駐車も一掃されるだろうし、近年激増している、自転車によるひったくり犯罪なども激減するだろう。自転車の盗難も少しは減るかもしれない。指導と取締りは、警察OBにお願いすれば、高齢者の雇用確保にもちょっぴり貢献する。ライセンス料は東京都の新たな財源となるだろう。

 私は東京生まれだが、東京は田舎者の集まりである。自転車は、田舎では、車道を走ろうが歩道を走ろうが、多分ほとんど問題にならない。どうせ誰もいないからだ。しかし、東京に越してきて、それをやられると、とても困る。東京は田舎とは違うのだ。過密都市東京においては、地方では必要のない法律(=道路交通法)でも、重要な役割を果たすのである。したがって、ライセンス制を東京都だけで実施することには合理性があると考えられる。ところで、東京荒川区では、小中学生に自転車免許書を発行しているらしい。このページの上の自転車社会学会なるHPによると、「自転車と歩行者の衝突事故は1,681件で、内訳は、死者4人、重傷者167人、軽傷者1,405人となっている」そうだ。結構すごいですね。これ、届けられたものだけですもんねえ。自転車はナンバーがないので、軽症なら届けない可能性もありますよね(ナンバーがある車だって逃げことあるけど)。

 というわけで・・・

石原さん。東京に自転車のライセンス制を導入してください。

2003/11/14

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追記

ところで、「自転車は環境にいい」と思っている人がいる。環境学者である(← 一応)瀬尾が自転車の制限を主張するのはおかしいといわれるかもしれない。だが、自転車が環境に良いかどうかは、一般にはいえない。というのは、自転車が環境によいのは、自動車と比べて、の話だからである。車の替わりに自転車が使われるならガソリンを使わないぶんだけ確かに環境によいが、徒歩が自転車に代替されたなら、むしろ環境には悪い。自転車だって、製造や廃棄を通じて、確実に環境に負荷を与えるためで、この度合いは、せいぜい靴が減るに過ぎない徒歩の比ではない。で、東京の自転車であるが、これは感覚に過ぎないが、車ではなく、徒歩を代替しているような気がするのである。つまり環境には悪い。田舎の人はちょっとその辺に行くのでもすぐに車にのるが、東京ではそれはできない。駐車スペースが少なく、かえって面倒だからだ。それに東京は高密度になんでもつまっているから、車はさほど必要ではない。足があればたいがい間に合う。だから、田舎の自転車は「ちょっとそのへん」のときの車の利用を減らしてくれそうだが、東京の自転車は、もともと歩いていけるところに自転車が使われるだけのことで、環境にいいとはいえない、と思っているのである。

「新たな財源になどなるはずない」

 

−反論自転車のライセンス制−

以下「のしし」のご意見板からのピックアップです。投稿者は「冷静な議論を求む」さん。

 

私は瀬尾佳美先生のライセンス制には概ね同意しています。

これは先生の「東京都」という表現が「23区内」という意味である場合ですが。と言うのは、武蔵野市以西の都市では自転車が明らかに乗用車の代替として使われているという現実があるからです。調べるまでもないんですが、八王子市などにある東京都立大学などでは、「体力の有り余ってる二十歳前後の学生が、自転車で通学できる距離にも関わらず乗用車で通学している」という実情さえあります。

 

それと、「東京都の新たな財源」というのは現実的には不可能だと思います。確か500円の防犯登録ですらトータルコスト的には赤字で税金の持ち出しだったはずですし、店頭ではそれすら出し渋る客が多いと聞きますので仮にライセンス制にしたとしても、一般市民が同意できる額としては無料か300円と言ったところではないでしょうか。以前荒川区が「自転車税」を導入しようとした時も、「荒川区内の自転車屋で買わなくなるだけだ」という批判により頓挫しましたし、これと全く同じことが起こるのではないでしょうか。「厳重に取り締まれば良い」という意見もあるとは思いますが、そうなると人件費もかかりますます赤字が酷くなります。自転車がせめて原付ほどの値段で売られていれば可能なんでしょうが、何しろ今はビックカメラ等のセールで4980円で買えますからね。従って「税金の持ち出しで取り締まる」という形になるとは思いますが、それでも違法な自転車の利用は私にとっても目に余るものがあり、そういう形でのライセンス制の導入について実施するかしないかはともかく皆で考えてみることを提議したことには、大きな有意性があると思います。

 

乱文すいません。

 

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>これは先生の「東京都」という表現が「23区内」という意味である場合ですが。

 

もっともなご指摘。注釈をつけました。

 

>「荒川区内の自転車屋で買わなくなるだけだ」という批判により頓挫しましたし 

 

 



外部性をうめる税金的な意味合いのものについてはおっしゃるような事態が発生することが予想されます。このような議論は地域限定のデポジットやゴミ有料化などの提案の際には必ずでてくるものですね。ただ、ライセンスを出すのは自転車屋ではなく公的機関(たとえば都)になりますので、都の自転車屋の商売を妨げる懸念はないかと思います。外国産の車であっても、日本のライセンスがなければ日本で乗れないのと同じです。防犯登録の場合は、便益の享受者が自転車に乗る人本人であるので、購入者の同意が得られない限り実施する必要はありません。ですが、ライセンス制の場合は、ライセンスがない状態で不利益を受けている人が購入者自身ではないため、購入者の同意が得られる可能性は少ないですし、また必ずしも同意が必要ということではないと思います。公害のP.P.P.と同じです。

 

「厳重に取り締まれば良い」という意見もあるとは思いますが、そうなると人件費もかかりますます赤字が酷くなります。

 

全員を厳密に取り締まればコストがかかりますが、抜き打ち的、違反があったときに調べる、というようなものでもかなり効果はあるのではないでしょうか。車の場合も、免許不携帯でつかまる可能性はほとんどありませんが、ドライバーはできるだけ免許を持ってでようとしますし、持っていないと安全運転になったりします。地域限定で実施することの問題はおそらく、他地域の人が都内を横切るときどうするか、というような事務的なものでしょう。

 

1. 「冷静な議論を求む」さん。ここに記事を転機することに不都合があれば個別に連絡をください。また、HNを変更したい、あるいは記事を一部修正したい等のご要望も同様にメールでリクエストを御願いします。

 

 

自転車の歩道通行についてはこの掲示板この掲示板に沢山の意見がよせられていますので参考にしてください。怒ってる人って多いんですね。まあそうでしょうな。

 

                自転車の違法行為と罰則集はここ

 

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歩道走行容認:道路交通法改正(怒)

 

−法改正が提言されましたので、久しぶりに加筆 2007/02/13 –


 最近自転車の違法走行に関する話題がホットだ。背景の一つは、自転車が加害者となって歩行者を傷つける事故の急増である。2005年度に自転車による歩行者の殺傷事故はおよそ2600件、10前の4.6倍だ。自分勝手な歩道通行自転が急増していることを、数字がはっきり示している。ところが、驚いたことに昨年11月、警察庁が、条件付ながら自転車の歩道通行を認める提言を出してきた。これが議論を盛り上がらせている第二の理由である。条件は、「危険な道路では」と極めてあいまいなもので、実質的にすべての自転車が歩道に上がってくる、すなわち、ますます歩行者をひき殺す可能性が増大するであろうことが懸念されている。

個人的にはこの提言は、議論のきっかけをつくったという意味でむしろよかったのではないかと思っている。この提言の報道で始めて「自転車って軽車両だったのか、信号も守らなければならなかったのか」なんて思った人は多かろう。仮に提言どおりの法改正がなされたとしても、現状で自転車のマナーは現状でやりたい放題、悪辣を極めているのだから、これ以上下落の余地などあるはずもない。

もちろん道路行政は問題だ。ありとあらゆる道に車を通すことだけを考えて、自転車道の整備を怠ってきた。この記事の上方に、「自転車が環境によいのは車を代替した場合だけ」と書いたが、それに似たことを自転車活用推進研究会の疋田智という人が新聞のコラムで主張していた。いわく「自転車は自動車に代替してはじめて環境に貢献する」そして、「それにはスピーディーに車道を移動できなければならない」と述べている(2007/1/21付毎日)。そう、自転車はスピーディーに移動できてはじめてその真価が発揮できる。だが歩道をスピーディーに移動されれば当然事故が急増する。でも、だからといって車道を走ると今度は自転車が轢かれるのだとすれば「自転車の環境への貢献」には専用道の整備が必要だということだ。日本の自転車は8500万台。国民一人当たり1.5台でこれは世界一だそうだ(日本って中国以上のちゃり大国だったんですね^^)。そうだとすると自転車行政は国民のための行政にほかならない。

余談ですが、疋田氏のメルマガを見ると、歩道ではなく車道を走りたいと考えている自転車の人がいることがわかります。これはちょっと意外な感じで勉強になりました。私は自転車の人は、歩道を時速60キロくらいで走りたいと思っているのかと思ってました。

 

ところで初めに戻るがここは東京の自転車問題を取り上げているページだ。なのに、「北海道の自転車糊です」なんて人からわけわかんない批判が来たりして大変迷惑した。東京と北海道は、ペパーミントとジャガイモくらい違う。マナーが悪いだけじゃなく、頭も悪いのか自転車糊!

 

東京は道が狭い。だから自転車専用道を新たに設置するのは不可能という道が多い。だが、一方で公共交通機関が充実している。だから、ちょっとそのあたりに行くという程度の場合には自転車の使用を自粛し、電車+徒歩を選択してほしいものだ。実際、人に迷惑をかけたくないと思っている人は、東京の過密地域ではあまり自転車にのらない。すくなくとも歩道を疾走したりはしない。自転車に乗っているのは、歩行者に脅威を与えてもへっちゃらな人、駅前や郵便局前で駐輪が他人の障害になってもなんともない人、ようするに自分勝手な人に限られる。だからこそ、過密都市で自転車に乗っている人(特に歩道を走っている人)のマナーは一様に悪いのである。迷惑行為をしてもなんとも思わない人間だけが自転車での移動を選択するのだから当たり前だ。

 

もっとも、先の反論に見るように、この理屈があてはまるのは、東京でもせいぜい23区以内である。23区内でも、足立とか杉並とか端っこのほうになると、自転車はたよりになる足になる。こういう地域では、この際、大胆に自動車の車線を減らし、車線一つをまるまる自転車道にしたらいかがかと思う。片側一車線ずつしかないところは一方通行としたらよい。とにかく今ある道を自転車のために空けるのだ。もっともこの方法は大阪かどこかで実験がなされていて、自転車も車もスピードを出しすぎて怖いという苦情がきたというから簡単にはいかないのかもしれないが。

 

さて、道路行政は確かに悪い。だが、だからといって自転車乗りのマナーが最低でもよいかといえばそれはない。たとえば、上記の実験の「スピード出しすぎ」問題にしても、なぜこれが怖いかといえば、自転車のマナーが悪いから。自転車が信号で止まらないからだ。歩道と自転車道は分かれているのだから、並行して歩いているうちはいくらスピードがでていても歩行者は怖くもなんともないはずだ。怖いのは道をわたるときである。

 

一般に自転車は、人が渡っている横断歩道に向かって、信号を無視して平気で突っ込んでくる。これは頻繁に経験するが、そのたびにかなり怖い。ひどいのになると、車道を走っていても、信号が変わったとたんに、待ち人であふれている歩道に向かって突っ込んで来たりする。猛スピードで突っ込みさえすれば、当然相手がよけるものだと思っているようだ。これじゃ事故がおきるのは当たり前、というかたまたま事故が起きなかったとしたら、歩行者のほうが気をつかった結果といえるだろう。自転車が信号を守るのは、交差点、つまり、信号を守らないと自分が轢かれる場合だけで、横断歩道のための赤信号なんか自転車にとってはないも同然の障害のようだ。道路交通法を改正して自転車に甘くするなら、せめて徹底した、無法自転車の取締りをしてほしいものだ。携帯走行(メールうちながら走行はやめて、ほんと)、信号無視、歩行者へのベル鳴らし、飲酒運転などを、車同様の厳しさでがんがん取り締まり、実刑でぶち込んでくれといいたい(まず交通刑務所を増設してくれ)。

 

2007/02

 

ところで、最近品川区では、歩行者にベルをならす自転車が減ってきたと感じる。日本全国で減っているのかと思いきや、京都ではやっぱり最低だった(もっとも京都では自転車だけでなく自動車のドライバーのマナーもよくないので、土地柄、人間性かもしれない)。八坂神社の前のみちなんか「この歩道は自転車通行できません」なんて書いてあったから、警察も実態を少しはわかっているものと見える(ちなみに、自転車通行不可能な道は普通何も書いていない。通行可能な道のほうにサインがあるのである)。同じ東京でも阿佐ヶ谷あたりまで行くとやはり酷い。平気で歩行者にベルを鳴らす。阿佐ヶ谷の自転車糊なんか専業主婦ばっかりだからマナーが悪くても当然なのかとも思うが、ここは道路もかなり悪い。道が広くて空いているというので、両にパーキングメーターがついているのだ。これでは自転車は走る場所がない。パーキングメーターなんかとっぱらって、自転車道をつくってほしいものだ。

参考になるサイト

 

今日も自転車は走る←かなりよくできたページ

自転車は交通ルールを守ろう

自転車の交通ルール

自転車のルール

はてな:なぜこれほどまでに自転車が優遇されるのですか

自転車の法規制

 

 

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悪質自転車取締り強化 警視庁

 

 

「歩道を猛スピードで走る自転車に歩行者が殺傷される事故の急増を受けて、警察庁は全国警察に自転車による悪質運転の指導取り締まり強化を通達。同庁によると、自転車が歩行者を殺傷する事故は2726件で前年比7.4%増加。うち歩行者の死者と重傷者は計335人で26.4%も増えている。これに対して、昨年一年間で赤切符での摘発はわずかに268件だった。」

 

 甘いですねえーー; 取り締まり強化といっても、もともとないも同然の取締り水準ですから、100倍厳しくなったとしても、なにかで咎められる確率は事実上ゼロみたいなものではないでしょうか。

 

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「自転車事故急増」

                        2008/3/5

 

先日、歩道をあるいていた友人の「のしし」が、おばちゃんの乗った自転車に轢かれた。特に怪我をしたわけではなかったものの、日ごろからマナー違反の自転車に怒っていた「のしし」は「とりあえずあたったんだから警察にいきましょう」と言った。そうしたら、途端に自転車はダッシュし、猛スピードで逃げ去ったそうだ。

 

そういう時はさ、ハンドルをしっかり捕まえてなくちゃダメだよ。そう言ったら、「逃げるとは思わなかってん、予想外やった」と。甘いねえ、のしし。自転車なんか逃げるに決まってるじゃん。なぜなら自転車に乗っている人で事故に備えて保険をかける、という良識がある人なんかほとんど皆無だからだ(ゼロではない。)だから「のしし」の事故くらいならいいけれど、大きな事故を起こしたら逃げる以外にない。万一つかまったら大変な額の賠償を負わされる羽目になる。ちなみに

 

主婦の自転車と接触。主婦は転倒して頭部打撲で死亡。

2,650万円

無灯火で走行中に高齢者と接触。高齢者は転倒して死亡。

            1,950万円

下り坂を走行中に高齢者と接触。高齢者は転倒して死亡。

1,054万円

携帯電話の画面に気を取られ歩行者に衝突。歩行者は歩行困難な後遺障害。

5,000万円

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

社団法人日本損害保険協会「損害保険のはなし」などより だそうだ(以上広島市のサイトから勝手に孫引きです。)

 

ところで、先日も地元渋谷で、自転車が人をひき殺す事故があった。

          ↓

東京都渋谷区で昨年11月、歩行者の女性(当時75)が自転車にはねられて死亡した事故で、 渋谷署は18日、自転車に乗っていた同区の女性会社員(47)を重過失致死容疑で書類送検した。 調べでは、会社員は昨年11月19日午後、同区渋谷2丁目の区道交差点で、横断歩道を渡っていた同区神宮前2丁目の無職藤田玉子さんを自転車ではねた疑い。藤田さんは頭を強く打ち、死亡した。  会社員は当時、下り坂の車道を走行しており、同署は、藤田さんをはねた時点で時速30〜40キロだったと認定。自転車が従うべき歩行者・自転車用の信号は赤だったのに交差点に進入しており、重い過失があるとした。

 

事故現場にいたわけじゃないので、わからないが、横断歩道を渡っていた(あるいは歩道を歩いていた)歩行者をはねた罪は重い。刑事で重罰にするとともに、民事でも絞れるだけ絞ってほしいものだ。でも、こいつも例外ではなく、保険に入っていないだろうなあ。財産かくして自己破産でチャラにされる可能性も高いかもしれない(自己破産は財産があっても隠せば簡単に認められる。本当。詳細はここ。)

 

渋谷の自転車のマナーは悪い(たばこ吸いのマナーも悪いが、双璧)。横断歩道前の信号が赤のときに止まっているちゃりなんか見たことないぞ。信号に従わなければならないのは、車と歩行者だけだと思っているようだ。

 

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