第２４回四国こんぴら歌舞伎大芝居（琴平町、同大芝居推進協主催）の開幕を２日後に控えた３日、香川県仲多度郡琴平町の旧金毘羅大芝居（金丸座）で舞台げいこが始まり、出演者が本番さながらに迫真の演技を披露した。

　今回は、史上最年少で座頭を務める人気役者・市川海老蔵さん（３０）らが出演。歌舞伎十八番の一つ「暫（しばらく）」が初上演されるなど、名作狂言や舞踊などの演目が多彩に繰り広げられる。

　けいこは、本番と同じ舞台セットや衣装で行われ、役者陣が立ち位置や所作などを入念に確かめた。

　海老蔵さんは「今までにない若い座組（ざぐみ）。若さゆえの元気を見せられれば。桜の中、お客さまと一体になれる芝居を作りたい」と抱負を語った。

　４日は金刀比羅宮への成功祈願や恒例の町内「お練り」行列などがある。公演は５日から２３日まで。