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こんにちは、吉田正樹です。
４年生の皆さん、就活は順調ですか？ ３年生の皆さん、青山キャンパスには慣れましたか？ 僕は遅ればせながら、就活を再開しました。 今後は、私服・髭がOKな企業を中心にエントリーをしていきます。地道に頑張りますので、期待しててください。 さてさて、２００８年度瀬尾ゼミがスタートしたわけですが、 まずは３年生の自己紹介からいきたいと思います。 ここは裏ブログなので、かなりディープな自己紹介が聞けるだろうと楽しみにしています。 何故か無駄にハードルを上げてしまいましたが、１年間メリハリをつけて頑張っていきましょう！！！ ３年生は何かわからないことがあったら、すぐに言ってください！ それでは皆さん１年間よろしくお願いします。 |
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こんばんは、西です。
本日１２月１７日は私の甥の２歳の誕生日です！！ 甥は寝てもさめても歌っても、乗り物のことばかり。 （性差というのは社会の中でできていくものかと思っていましたが、こんな甥を見ていると、やっぱ男の子だなあ、と不思議に思ってしまいます） 「一緒にぶーん（飛行機）乗ってカンボジアいこうか！！」 と、何度もしくこく誘う私は、甥にいつも 「ん」 とあっさり断わられてしまいます。 （飛行機は好きだけど怖いから乗りたくないそうです・・・まだ小さいのに。） さて、今回は私が甥と行きたい国、カンボジアの観光業についてが本題です。 今日は東南アジア最大の湖、トンレサップ湖についてみていきたいと思います。 トンレサップ湖はアンコールワットと共にカンボジアの観光スポットです。 私は今まで、琵琶湖とどちらが大きいのだろう、くらいに思っていましたが、さすが東南アジア一番。琵琶湖よりもずっと大きいです。 ではどれくらい大きいのでしょうか。 簡単にいうと、時期によって随分ちがいます。 雨季と乾季ではカンボジアは全く違う姿をしています。 雨が降れば海くらいできる 雨季と乾季の違いをみると、そんな物語のようなこともあり得なくないのではないかと思ってしまいます。 世界の広さを感じます。 トンレサップ湖の乾季の面積は2700 km²ほど。 それが雨季になると最大16000 km²にもなるそうです。水量は乾季の３倍になります。 乾季にはかなりの高床式の家が、雨季には水の上にあったりします。 雨季には、背の高い木の集まりが水面から頭を出して、島のように見えます。 ＊琵琶湖は面積約670 km²です。 琵琶湖の深さが平均40mなのに比べ、トンレサップ湖は雨季でも深くて10mほどだそうです カンボジアの人々はこのトンレサップとメコン川の豊かな自然の恵みを受け、動物性たんぱく質のほとんどを淡水魚から得ています。 そのおかげで、カンボジアの淡水魚の漁獲量は世界第四位です。（『カンボジアを知るための60章』より） カンボジアの淡水魚の漁獲高は 2001年には385000トンでしたが、2004年には３５％減の250000トンに落ち込んだそうです。（2006年１月９日産経新聞より） 漁獲量の減少は現地の人々も強く感じていることだと聞きました。 トンレサップ湖の汚染の原因の一端は観光客にもあります。 カンボジアでは下水道が未整備なままホテルやレストランが建設されたため、川へ排水を垂れ流し状態だったり。 観光客の増加とともにゴミも増加し、シェムリアップ川に投棄されたゴミがトンレサップ湖に流入しているのも汚染の原因だそうです。 湖の汚染が濃縮される乾季に訪れたときには岸辺では結構匂いを感じました。 （そうは言っても、トンレサップ湖はとても綺麗な湖で、素晴らしい景色です！） 乱獲や（それを進めることに繋がる、大規模な漁業に有利になるようにされている管理制度も含めて）、森林伐採（それによる魚の産卵場の減少）、上流でのダム建設などがもっと大きな原因にはなっているそうですが、観光客が湖の汚染に影響しているのは確かです。 カンボジアというと、貧困の問題の方が大きく見えて、環境については訪れる人々にあまり考えられていないように思えます。 訪れる人が増えるとどうしても、ゴミのポイ捨てが増えるようです。 旅行するなら最低限の意識を持つという一人ひとりの意識だけでも、少しは状況を変えられるのではないかと思います。 |
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今回も前回に引き続き食べものについてです。
まずあまり関係ないかもしれませんが、つい先日、「身近にあったら使ってみたい自走販売機ランキング」というのが発表されてました。 （情報源がインターネットのgooなのでソースとして使っていいのか怪しいですが・・） http://ranking.goo.ne.jp/ranking/028/vending_machine/ によると上位トップ１０は結果は 1 切手 2 薬 3 傘 4 フライドポテト 5 讃岐うどん 6 サプリメント 7 おつまみ 8 ピザ 9 弁当 10 寿司 となってました。 確かにどれも自販機で売ってたら便利なものばかり！ 思っていたよりも食べ物、特にどれも手軽に立ちながらでも食べるものがランクインしていました。 どれも売ってたら思わず買ってしまいそうですが、ここで問題になってくるのが前回も取り上げた期限の問題。 フライドポテトやピザは冷凍したものを温めて売れば問題なさそうだし、高校の時に食堂で売ってるのを買ったこともありました。 しかし弁当・寿司はあまり日持ちしないし、補充・管理をどうするか、そしてコンビニよりも期限の管理がずさんなことになりそうです・・ この問題をなんとか解決すればなかなか面白い自販機になると思いますが、電力面からみると全く無駄なコストですね・・ 自販機の夜間の電力消費なども一度詳しく調べてみたいと思います。 そしてここからは本題なんですが、よく有事が起きたときや登山の非常食にチョコレートや乾パンを持っていくと聞きませんか？ はたしてカロリーとして大丈夫なんだろうか、どのくらい効果があるのか？と日ごろ思っていたのでこれを機にちょっと調べて書いてみます。 一日活動するのに必要な平均エネルギーは成人男性が2,650kcal、女性が 2,050kcalなのですが、はたして非常食はどれくらい補っているのか。 非常食でよくあげられるのが ・チョコレート ・カロリーメイト ・乾パン・ビスケット・クッキー ・ゼリー飲料（ウィダーインゼリーとか） があげられると思います。 カロリーメイトはその名の通り一本100Kcalと高く、カロリー計算もしやすいとおなじみだと思います。 チョコレートはかなりcalが高いだろうと思っていたのですが、やはりどれも相当なcalでした。 驚いたのはきのこの山で、一箱で530Kcalもありました。 だいたい茶碗1杯の白米（150g）が252kcalなので、その倍以上もあることになります。 （詳しくはhttp://homepage2.nifty.com/WM/calorie/cal_data/cal_oyatu.htm を見てください） クッキーはバターをつかっているためその分カロリーが高く、ビスケットは小麦粉が主材料のため比較的カロリーが低く一枚40〜60kcal。 ゼリー飲料は商品にもよりますが、30〜100kcalと思ったより低く、非常用にというよりダイエットや朝食がわりといった使用のほうが適しているようです。 こうして実際に数字に出してみると、予想より一個あたりのcalは高く、一週間は無理でも3日程度なら十分耐えられるのではないでしょうか。 （一般に地震の際は約三日耐えれば救助・避難所にいけると言われるので・・） 実際の数字を知らないでいるというのは単にカロリーだけでなく、他の環境問題にもいえることではないでしょうか。 環境に良いと思ってバイオヱたノールをどんどん作っても、いざ調べてみると食料の値上げが続く・・ あいまいに語るのではなく、数字のデータの重要性が少し理解できたと思います。 ちなみに我が家を調べてみたら非常用食料は二年前に買った乾パンしかなかったのですが、この数字やサイトが少しでも参考して皆さん有事の際に備えておきましょう |
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このところずっと食に関連した内容ですが、今回は前回少し触れた「緑の革命」を巡る考察を行っていきたいと思います。
「緑の革命」というと中学校・高校の社会系の授業で第三世界（インドやメキシコ）において作物の収穫量を飛躍的に増加させ飢餓から人々を救った出来事として教えられているが、実際には「奇蹟の種」と呼ばれた高収量品種を育てるのに大量の農薬と化学肥料を投入した為に、肥沃だった土地は荒廃し、病害虫が発生しやすくなり生態系が破壊された。また、政治的にも多額のコストを農民に負担させる「緑の革命」は大規模農家と小・中農家の格差の拡大の要因となり、それが引き金となりインドではパンジャブ地方の紛争が起こった。 1970年にノーマン・ボーローグは「栄養に関して新たな世界状況」をもたらしたということで、ノーベル平和賞を与えられた。彼の研究成果である穀物種は発展途上国の経済成長のスピードを全般的に高めるというのが選考委員会の彼を選んだ理由であった。 「緑の革命」よりはるかに遡る1889年に、インドの農業に農薬を使用することを勧めるために英国から派遣されたジョン・オーガスタス・ヴォルカー博士は、英国王立農業協会に提出した農業改善に関する報告で次のように述べた。 「私はインド農業が全体として原始的で遅れているという意見には反対で、多くの地域で、改善する余地は殆んどないか、まったくないと考える。農業が劣っているように見える地域でも、耕作方法が本来的にまずいというよりも、優良区にあるような農業施設を持っていないことによる場合が殆んどである・・・。あえて言うならば、インド農業に現実的で有意義な提言をするよりも、英国農業の改善を提案することのほうがはるかに楽である。農業の通常の活動を見るなら、インド農業ほど、ていねいに雑草が抜かれた農地、水をくみ上げる装置の工夫、土壌や地力についての知識や、種まきと刈り入れの時期についての正確な知識などが見受けられるところは他にない。これは最高レベルではなく、普通の状態なのである。輪作、混作、休耕についての深い知識も驚くばかりである。入念な耕作に勤勉、忍耐、肥沃な資源が結びつき、これ以上に完璧な農業の光景を少なくとも私はこれまで見たことがないことは確かである」。 西欧の精鋭の学者がインド農業を改善する為に派遣されたが、耕作の原則について改善すべき点を見つけることが出来なかった。この耕作の原則は、自然のパターンに従って維持し、栽培することを基本としていたからである。逆に、生産性が低い地区は原始的方法や劣った慣行によるものではなくて、生産性を高める資源の流れを、植民地時代に持ち込まれた、土地の私的所有、森林の政府管理、換金作物の栽培拡大などの要素によって妨げられた結果によるものであった。 第一次世界大戦から独立にいたるまで、世界的不景気による輸出の減少、不況、第二次世界大戦中の壊滅的輸送マヒなどの要因によってインドは深刻な食糧危機に陥った。そして、このとき二つの対応があった。一つは土着のものでひとつは外来のものである。土着の対応は独立運動に根ざし、農業の生態的な基盤の強化とインドの小農民の自給を目指した。マハトマ・ガンジーが食糧不足への対応は外国依存を脱却し自助、自立すべきだと示し、インド政府は農業危機が自然のプロセスの破壊と関連していることを認識し、科学者と政策立案者が再生の為の自給自足をめざすエコロジカルな代替案を作成しているときに、アメリカの民間財団（主にロックフェラー財団とフォード財団）とアメリカ政府、そして世界銀行が自然を征服することをベースにした別のビジョンを作成していた。それが後の「 緑の革命」の元となるものであった。 結果的に、アメリカ農業モデルはその日持続可能性と高い生態的コストを度外視されたまま、新種を土台とした農業システムの早急な取り入れに警告を発していたインド首相のシャーストリーの急死の混乱に乗じて押し付けられてしまった。 次回は、導入されたアメリカ型集約的農業モデルとHYV品種（高収量品種）がどのようにインドの農業を破滅へと導いたのか、慣行農業との比較について触れます。 参考：ヴァンダナ・シヴァ：緑の革命とその暴力、1997年 |
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こんにちは、西です。
今回のテーマは、カンボジアです。 いきなりカンボジア、という感じがしますが、私はカンボジアという国にとても魅力を感じているのでこのテーマを選びました。 カンボジアという国からは貧しいという言葉が連想されることが多いと思います。 しかし、アンコールワットをはじめとする多くの遺跡からも分かるように、カンボジアの最盛期、１２世紀から１３世紀頃はとても豊かな国でした。（豊かという言葉は、今日は経済的な意味だけで使います） しかしその後、占領や内戦といった悲劇の時代が長く続きます。 内戦が終わり、カンボジアが安定してきてから多くの観光客が訪れるようになり、その数は年々増えています。2006年は前年に比べ20％の増加で、170万人がカンボジアを訪れたと発表されています。（98年には5万人でした） それだけアンコールワットは多くの人にとって魅力のあるものなのでしょう。 そんなわけで、カンボジアでは観光産業が盛んです。 カンボジアに行くと、ホテルの建設現場をいくつもいくつも見ることができます。 アンコールワットの最寄りの空港も去年改築され、観光業の盛り上がりははっきりと見て取れます。 カンボジアにとって、この変化はとても大きなものです。 まず、水を多く使うようになったことです。 観光客はアンコール遺跡を訪れる人が多いため、アンコール遺跡のあるシェムリアップ州の水の使用量は急激に増加するのは当然と言えるでしょう。 ホテルやレストランが地下水を大量に汲み上げたため、遺跡の一部で地盤沈下が起こったのです。 現在政府によって遺跡の近くの井戸からの地下水のくみ上げは禁止されています。そこで、貯水池を造って乾季、雨季にかかわらず30％から40％は浄化してシェムリアップへ供給しています。2010年までには新しい水道の建設が予定されています。 カンボジアにとって観光業は大きな収入源であり、国にとってとても重要なものです。 でも、観光客が増えることによって、遺跡がだめになってしまってはどうしようもありません。 これはアンコール遺跡群に限らず、多くの観光地に対してもいえることかもしれません。 今回はカンボジアの観光と環境について考えていきたいと思います。 |