磐田署は22日、知り合いの家出少女に売春させたとして、袋井市の高校2年の少女(16)=同じ少女に対する傷害事件で家裁送致=を児童福祉法違反(淫行(いんこう)させる行為)容疑で逮捕した。
調べでは、高校生は3月上旬、中学時代の知り合いで同市の派遣社員の家出少女(17)にツーショットダイヤルで相手の男性を探させ、浜松市内のホテルで2万円で売春させた疑い。「19歳と紹介しろ」と指示し、ホテル代を引いた1万4000円を受け取ったという。
2月下旬から3月上旬までの間、数回にわたって売春をさせていたらしい。2人は2月中旬に家出し、一緒に行動していた。高校生から売春を強要され、暴力を振るわれたとして派遣社員が同署に相談したことから発覚した。高校生は「無理やりやらせたわけではない」と否認している。【平林由梨】
毎日新聞 2008年4月23日 地方版