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【社会】

愛称は「地宙船」 渋谷エコ地下鉄駅

2008年4月22日 07時06分

報道陣に公開された副都心線渋谷駅。ホーム階からコンコースに向けて大きな吹き抜けが広がる=21日、東京都渋谷区で(川北真三撮影)

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 東京・渋谷の地下にポッカリ開いた巨大空間−。東京メトロ副都心線の六月開通に向け、工事が進む新しい同線渋谷駅が二十一日、報道陣に公開された。

 二〇一二年度には横浜方面と直結する東急東横線の乗り入れも始まる予定で、今後、同駅の役割はますます高まる。東急は「変わっていく渋谷駅にふさわしい」としている。

 巨大な地下空間は全長約二十二メートル、幅約十八メートルの楕円(だえん)形。三層からなる新駅を貫く吹き抜けになっており、地下一階のコンコースから地下三階のホームが望める。空調に頼らず自然の風で換気できるという環境に優しい構造だ。東急によると、年間千トンの二酸化炭素(CO2)削減になるという。

 世界的な建築家安藤忠雄氏がデザインを手掛け、まるで巨大なラグビーボールが浮かんでいるような新駅構内は「地宙船」の愛称が付けられた。

(東京新聞)

 

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