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盛岡・乳児死亡:小児科医の不起訴処分不当を議決--盛岡検察審査会 /岩手

 盛岡市内の小児科医院で03年7月、医療ミスで乳児(当時8カ月)を死亡させたとして業務上過失致死容疑で書類送検された女性医師を、盛岡地検が今年2月に不起訴処分としたことに対し、盛岡検察審査会は15日付で「処分は不当」と議決した。

 議決によると、同医院に勤務する女性医師は、たばこを飲み込んだ乳児の胃に解毒のための液体を入れる治療をしようとした際、誤ってカテーテルを気道に挿入、気道が解毒液でふさがり窒息死させた。

 同審査会は議決で「カテーテルが胃に達したかどうかの確認方法に、医師の過失があったのではないか。再捜査を要望する」と判断した。

 乳児の母親が審査会に不服を申し立てていた。同地検の中川一人次席検事は「議決に基づき改めて厳正に捜査する。申立人の主張、不起訴理由についてのコメントは差し控える」と述べた。【狩野智彦】

毎日新聞 2008年4月23日 地方版

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