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医師の残業代、未払い是正勧告 滋賀県立病院に労基署

2008年04月23日

 滋賀県守山市の県立成人病センター(河野幸裕病院長)が、複数の医師に対して残業代を支払っていなかったとして、大津労働基準監督署から労働基準法に基づく是正勧告を受けた。医師らは部長の管理職に就いていたが、実質的に病院経営にかかわる権限は与えられていないとして、労基署は「名ばかり管理職」の状態にあったと判断した。

 内部告発を受けて、同労基署が今月11日にセンターを立ち入り調査。関係者から事情を聴き、勤務日誌などを調べた結果、十数人の管理職の医師に残業が常態化していたが、残業代は支払われていなかったという。同センターを運営する同県病院事業庁は「勧告を厳粛に受け止め、改善に努めたい」と話している。

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