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東総地域救急医療協:「医師激減とベッド不足」でピンチ 運営に深刻な影響 /千葉

 ◇救急センターが消防本部と会議

 旭市立旭中央病院(吉田象二院長、986床)で、同病院救命救急センターと周辺自治体の6消防本部との「東総地域救急医療協議会」が開かれた。

 同救命救急センター長の伊良部徳次副院長が、07年度の救急受診者数が過去最高の6万2549人(前年度比1・6%増)で、ベッドの利用率も94~98%という高い水準で推移していることを説明。「東総地域の公立病院13施設の医師数は前年度比94人減。救急患者が当センターに集中し、ベッド不足と相まって、運営に深刻な影響を与えている」などと窮状を訴えた。

 参加した救急隊員からは、「市立病院の外科医5人が2人になるなど危機的状態」(銚子市)▽「07年度の管外搬送1001件のうち、旭中央病院へは441件搬送した」(茨城県鹿嶋市)などの意見が出た。

 伊良部副院長は「地域医療の環境は年々深刻になり、この状態は10年は続く。今後は千葉大医学部との連携なども考えている」と対応策を話している。【新沼章】

毎日新聞 2008年4月23日 地方版

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