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ヤマダ電機、テレビショッピングから撤退
ヤマダ電機がテレビショッピングを打ち切ったことが22日までに分かった。同社は07年1月からテレビショッピングの本格展開を始めた。放送開始から1年余りだが、都市部への相次ぐ出店などで店舗網が急速に充実し、テレビを活用した販売は役割を終えたと判断した。今後はさらに全国的な店舗網の拡充を急ぎ、店舗に経営資源を集中させる見通しだ。
ヤマダのテレビショッピングは07年1月に全国47都道府県で開始。当初、地上波放送局約80局、BS放送などで早朝、深夜を中心に全日放送を実施した。店舗でカバーし切れない地域や顧客に対し動画による丁寧な商品説明で販売強化を狙った。
ただ、ヤマダ電機によると、本格展開に先立つ実験期間を含めてテレビショッピング開始から約2年が経過し、この間、都市型家電量販店業態である「LABI(ラビ)」や、主力業態で郊外型店舗の「テックランド」も店舗が増えた。
(掲載日 2008年04月23日)