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ホテルが水道メーター逆付け、大阪市水道局は放置大阪市天王寺区のホテルが水道メーターを逆さに付け替えて、使用量を少なく見せかけた疑いがありながら、市水道局が約1年間、放置していたことがわかった。市公正職務審査委員会(委員長=辻公雄弁護士)は22日、「迅速に対応すべきだった」として改善を勧告。損害額は1280万円と推定されるが、現在も徴収できていない。 同委員会によると、同局は2007年2月に「ホテルが毎月1週間、水道メーターを逆付けしている」との匿名の通報を受けて調査。ホテルの水道使用量が05年11月を境にほぼ半減していることが判明した。 メーターは給水管をつなぐように設置され、水流で内部の羽根が回ると、使用量を示す針が進む仕組み。メーターを逆に取り付けると、水流が逆向きに進んで、羽根が逆回転するようになり、使用量が減っていく。4週間のうち1週間を逆付けにした場合、その1週間は使用量が減り続けることになり、2週間分の水道料金で済む計算になる。 市水道局は、逆付けによる不正を疑い、数回にわたり現地を訪れた。07年3月までに2回にわたって逆付けを確認したが、ホテル側から「配管検査後、業者が誤って取り付けた」との説明を受け、正しい位置に付け替えただけで追及しなかった。6月には、メーター周辺のナットに工具で触ったような傷跡を発見していたが、損害請求はしなかった。 10月になって、同委員会に「水道局が不正を放置している」との通報があり、同局も請求を検討。水道使用量がほぼ半減している05年11月〜07年4月の損害額を算定し、今年2月、ホテル側に請求したが、ホテル側は「不正の事実はない」と応じていないという。 同局は「ホテルが請求に応じなければ、法的措置も検討する」としている。 (2008年4月23日 読売新聞)
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