今週はG1レースの狭間の週であるが、
オークストライアルの第43回フローラステークスが行われる。


今年の3歳牝馬クラシック戦線は桜花賞が大波乱の決着となったように、
例年以上の大混戦模様であり第43回フローラステークスも混戦が予想される。


その第43回フローラステークスには、フラワーカップ組が大挙出走する。


具体的には
フラワーカップ2着のレッドアゲート(内田博)、
3着のシングライクバード(川田)、
4着のマイネウインク(田中博)、
6着のカレイジャスミン(北村宏)、
13着のスペルバインド及び
14着のスペシャルディナーが
第43回フローラステークスに出走を予定している。

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フラワーカップにおいてレッドアゲートは、
後方で待機し4コーナーで外に持ち出されると大外から追い込んで、
勝ったブラックエンブレムにアタマ差まで迫った。


レッドアゲートのフラワーカップ2着は、イン有利の馬場を大外から追い込んだものであり、内容的には勝ち馬をも上回る。


よって第43回フローラステークスにおいても、
レッドアゲートには高い評価を与えるべきと競馬ナビでは判断している。


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ただし第43回フローラステークスが行われる舞台は、開幕週の東京競馬場の芝2000mである。


東京競馬場の芝2000mはスタート後すぐに2コーナーを迎えるので、
外枠が極端に不利なコース形態である。


更に開幕週となると馬場が荒れておらず、無駄な距離を走らないインが有利で、外を回らされる追い込み馬には不利な馬場状態である可能性が高い。


よって第43回フローラステークスにおいて、
追い込み一手のレッドアゲートが脚を余して敗れてしまう可能性も
否定できないと競馬ナビでは判断している。

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一方、フラワーカップで3着のシングライクバードは、
レッドアゲートよりも更に後方から競馬を進めて直線で34秒9の脚で追い込んだが、
ブラックエンブレムから2馬身差以上離された3着が精一杯であった。


フラワーカップにおいて、シングライクバードは、レッドアゲートと同じ34秒9の上がりの脚しか使えなかったことから、現時点においては、シングライクバードよりはレッドアゲートの方が上であろう。


しかしながら大きな力差があるわけではないので、
ハイペースになればシングライクバードがレッドアゲートを逆転してもおかしくはない。


ただし、追い込み一手のシングライクバードにとっても、
第43回フローラステークスの舞台となる開幕週の府中2000mは
不利に働く可能性が高いことを頭に入れて予想すべきである。

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一方、マイネウインクのフラワーカップの4着は、逃げ争いの直後の3番手のインという絶好位を追走する展開に恵まれてのものである。

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よって第43回フローラステークスにおいて、
マイネウインクを過大評価すべきでないと競馬ナビでは判断している。


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ただしマイネウインクが内枠を引いて再度インの3番手を走る展開になるのであれば、
第43回フローラステークスの舞台となる開幕週の府中2000mを最大限に生かして、
好走することも可能と競馬ナビでは判断している。


一方カレイジャスミンのフラワーカップの6着は、
3〜4コーナーで大外を回ってのものであり、内容的には4着のマイネウインクを上回る。


よって第43回フローラステークスにおいて展開に恵まれるようなことがあれば、カレイジャスミンでも通用可能と競馬ナビでは判断している。


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一方、フラワーカップで13着のスペルバインド及び14着のスペシャルディナーは、8枠からの発走ということもあり前に壁が作れずに、折り合いを欠いてしまい惨敗した。



そのためスペルバインド及びスペシャルディナーのフラワーカップの惨敗は、度外視できる。


よって、第43回フローラステークスにおいては、
スペルバインド及びスペシャルディナーにもそれ相応の注意を払う必要がある。


特に、前々走のチューリップ賞やセントポーリア賞の内容だけ走れば通用するので、
人気が急落したスペルバインドには馬券的に大いに注目すべきである。


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また、モミザ賞組からは1着のユキチャン(吉田隼人)及び
2着のハイカックウが第43回フローラステークスに出走する。


この2頭では白毛馬で注目を集めるユキチャンが人気になる。


しかしながらモミザ賞のレース内容を振り返ると、
逃げ争いをした2頭から大きく離れた3番手のインを
追走する展開に恵まれて勝利を収めたユキチャンに対し、
ハイカックウは終始外を回らされて大外から追い込んでクビ差の2着に迫った。


つまりモミザ賞のレース内容的には、
2着のハイカックウが1着のユキチャンを大きく上回る。


よって第43回フローラステークスにおいては、
人気になるユキチャンであればハイカックウを重視して予想すべき
と競馬ナビでは判断している。


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フラワーカップ及びモミザ賞以外の路線では、
アグネスミヌエット(四位)、
カイゼリン(鮫島)及び
サワヤカラスカル(安藤光)に注目すべきである。


アグネスミヌエット、カイゼリン及びサワヤカラスカルの三頭は、
条件戦でとはいえ底を見せておらず、
第43回フローラステークスのメンバー程度であれば通用しそうである。


よって競馬ナビは、
未知の魅力を加味してアグネスミヌエット、カイゼリン及びサワヤカラスカルの三頭にもそれ相応の評価をすべきと判断している。


特に、ブロードアピールの子供で切れ味抜群のカイゼリンには大いに注目して欲しい。


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以上のように、
競馬ナビは第43回フローラステークスに出走する有力各馬の能力を分析した。


この分析結果に、調教、枠順及び馬場状態などの様々な要素を加味して、
第43回フローラステークスの最終的な予想を決断する。


特に、第43回フローラステークスが行われる舞台となるのは、
開幕週の府中2000mであり、内枠及び先行馬に有利に働く可能性が高い。


よって、いつものレース以上に枠順及び馬場状態に
比重をおいて予想しようと考えている。
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