ゆずやコブクロなど、路上出身アーティストの影響でギターの売り上げが伸びたり、映画『スウィングガールズ』 で管楽器を習う喜びが伝えられたりと、ここ数年”楽器を習うこと”に注目が集まってます。
　実際、街の音楽教室は活況で、みんなそれぞれに音を鳴らすことそのものを楽しんでいる様子…、となれば 貴方も「始めてみようかな？」って、そう思いません？
　でもその前に、最近はどんな楽器に人気が集まっているのか、まずそこから探ってみることにしましょう。

　今も昔も一番人気のある楽器といえばギターですが、独習する人が多いせいか、上位に入ってきません。 で、いまどんなものが注目されているのかというと、これが少し、意外な結果でした。ベスト３の中にドラムやサックスが 選ばれたからです。このふたつに共通するのは、「演奏できたらカッコいいだろうな」という憧れです。 でも、それさえあれば問題ありません。最近の音楽教室は上達のノルマに関係ないその人のペースでのレッスンが可能なのです。
　そして、楽器の習い事といえば真っ先に挙がるピアノも、依然、不動の人気を誇っています。それまで未 経験で、大人になってから始める人も多いですし、小さい頃やっていて、でも最近、ふと思い出して自主的 にレッスンし直す人も増えています。

もっとも縁遠いもののようで、人気沸騰中なのがドラム。難しく考えずに演奏中の爽快感に惹かれる人も多いそう。 でも確かに、シンバルをバシィィ〜ンと叩けば浮世の憂さも忘れられそう。 家庭でも練習できる、消音機能のある電子式セットも人気とか。

ピアノを習おうとする人は幅広く、生徒さんの年齢や、習い始め方も千差万別。大人になってゼロから始める人、 子供の頃に習っていて、時間が出来たので再びやる人、さらに、ギターを弾く人が、今度は「鍵盤に挑戦したい」と 始める場合もあるらしい。

青春時代にジャズを聴いた世代には憧れの楽器であり、 また、映画「スウィングガールズ」の影響で習い始めた人も最近は多いらしい。講師の先生の話によると、簡単な曲なら3ヵ月くらいで演奏できるそう。そこから譜面も読めるようになりつつ、 さらにこの楽器にハマっていくのが長続きの秘訣とか。